3日目 ツンデレちゃんの作戦会議(SNSパート)
『Rinne 4月9日 08:00』
由々しき事態ね。
まさかこの私が避けられているかもしれない、なんて。
『Rinne 4月9日 08:01』
いや、うん、あくまで可能性の話ね。
向こうが超絶美少女である私に恐れをなしている可能性の方が高いんですから。
『Rinne 4月9日 08:03』
ま、とりあえず学校に着いたら自然に挨拶をして「萎縮しなくてもいいのよ」って分からせてあげましょうか。
フフフ、待ってなさいN!
『Rinne 4月9日 08:28』
うん、挨拶して「おはよう」って返ってくるのはいい。
そこまでは想定通り。
ただ、そのあとの会話が死ぬほど盛り上がらないのはなんで⁉
他の子とは楽しそうに喋ってるじゃん⁉
なんかもう、何喋っていいか分かんなくてこっちの方が緊張してきたんですけど……!
『Rinne 4月9日 10:52』
あー、なんか調子狂う……。
普段、どんな顔で喋ってるのか忘れちゃった。
『Rinne 4月9日 15:44』
結局今日も進展なし。まるで元カノ相手みたいなそっけなさね。
……まあ、私まだ付き合ったことないから分かんないけど。
『Rinne 4月9日 15:47』
ともあれ、こうなったら観察よ、観察。
『Rinne 4月9日 15:49』
趣味とか好きな音楽とか、Nの興味があるものを知ってそこから話を広げる。
考えてみれば当然ね。NとSSRを適当に同じパーティに組み込んでもシナジーが無いもの。
それを成立させるには属性なりスキルなり、キャラ同士の相性が噛み合ってないと。
明日からはNがどんな人間なのかを探ってみましょう。話はそれからね!




