表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/9

05

 「さぁ! 始まりました。本日2本目の乱入戦」 

 実況の千田は、興奮で顔を真っ赤にさせる。


 「次の対戦カードは、華麗な技で敵を仕留める。マスク・ド・マーベラスVS現代のジャック・ザ・リッパー。マスク・ド・ジェントルの組み合わせとなります」


 カーン!


 ゴングが鳴り響き、試合が開始される。

 マーベラスは、バク転をしながらロープを利用して、ドロップキックを放つ。

 しかし、その攻撃は、ジェントルの傍を通り過ぎるのみだった。


 「どうしました? ファントム。これでは、ジャスティスと変わりませんね」

 「僕は、ファントムなんて名前では、ない!」

 マーベラスは、闇雲に両の手を振り回す。


 「君のマスク、細工を施してはいるが、ブシドーの物だろう? だから、我々は、君を亡霊と呼ぶのさ」

 ジェントルは、余裕の笑みを漏らしながら微動だにせずに立つ。

 ビリィ!


 しかし、彼は、次の瞬間に顔を顰めた。

 マーベラスの闇雲に振られた腕の一つが、彼の痛んだコスチュームを破いたのだ。


 「紳士の服を破くとは、万死に値しますよ!」

 激昂した、ジェントルの猛攻が始まる。


 「おっと!此処で、ジェントルの猛攻、マーベラス、たまらずに膝をついた~」


 ジェントルは、顔を紅潮させてマーベラスを殴り続ける。

 「一つのマスクに適合する人間は、たった一人。知ってますよ、貴方。超常を持っていませんね?」

 更に速度を上げた攻撃が降り注ぐ、最早、何度殴れたかも分からなくなった頃、マーベラスは遂に倒れた。


 「マーベラス、遂にダウンした~! 果たして、立ち上がることは出来るのか~」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ