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プロローグからイチャイチャなんて誰が決めた?


 「県立高校、校内暴力で生徒2人を退学処分、ねぇ。」



 


 ニュースを眺めながら、コストコで購入した単価60円ほどのミネラルウォーターで寝起きの喉を潤す。



 8月上旬。夏季休業中。

 

 

 それは青春真っ盛りの中高生にとっては甘い経験や酸っぱい思い出を残す絶好の機会であり。


 

 もしくは来る受験に向けて勉学に勤しむ者にとっては「受験の天王山」などと形容される時期でもあり。


 



 その最中でも、俺は相変わらず正午起床という自堕落の生活を続けていた。


   


 暖かい陽の光が強く差し込んでくるせいで、全く開かない目を擦りながら、慣れた手つきでカチカチ、とコントローラーを操作する。


 ここ数日は専らFPSやらTPSやらをひたすらにプレイし続けるのみで、自室から出るのはトイレに行くときかひとっ風呂浴びるときのみだ。





 別に、据え置きのゲーム機を朝から晩まで弄り倒すことが趣味なわけでも、軟体動物のようにふにゃふにゃと寝転ぶのが好きなわけでもない。



 




 ーーー俺、和泉孝弘は。



 





 校内暴力により退学処分となった。

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