種まき
他の芋や種も植えることにした。
まずは芋だ。
種芋を作る。
やる事は簡単。
ジャガイモの芽が出てくる表面のくぼみを残して切り分ける。
ジャガイモを植えるのに種芋の加工は要らない。
でも、そのまま植えると芽が密集して育ちが悪くなるからね。
ひと手間掛けて加工するんだ。
ジャガイモを切り分けたら灰作り。
麦を脱穀したあと、取っていた麦藁を穴に入れて燃やす。
穴に入れたのは風に飛ばされないため。
風が吹いてなければ、穴は要らないよ。
灰が出来たら、切り分けたジャガイモの切り口に灰付けて種芋の出来上がり。
それを畑に植えた。
クリとクルミは水がしみ込みやすいように、殻に切れ目を入れる加工をした。
そのおかげか、芽が出始めていた。
他のは特に加工は要らない。
普通に畑に植えれば、種撒きは完了だ。
栗とクルミは大きな木となるので、畑に植えると邪魔になりそう。
畑には植えずに、あとで防風林の近くに植えることにした。
*
そして、いつもの通りお祈りを済ませる。
久々にシナトベさまの声を聞いた。
『生活は順調か? どんな感じなのだ?』
「シナトベさまのおかげで順調です」
『そうか。それはよかったのだ』
「ユグドラシルのギフトから手に入れたケインがマナケインと呼ばれるものでした」
『マナケインか』
「はい。なんでもエリクサーの原料になるらしく、高く売れました」
『ほほー。それは良かったのだ』
「あっ、忘れてました。お金を手に入れたんですが僕が持っていても使い道が無いので、お供えしておきますね」
『それは助かるのだ。ポイントを1000ポイント付けておくのだ』
1000ポイントも貰えるのか。
お礼におっさんにポーション関係の器具を用意して貰う分を残して、全額お供えしておいた。
万年金欠のシナトベさまは大喜びのはずだ。
*
スライムさんの作っていた新しい小屋が出来た。
粉挽きに使う小屋だ。
これで、小麦を臼で挽いて小麦粉にしても、風で飛ばされることは無い。
「スライムさん、ありがとう」
「ぴきー!(いえいえ)」
「引き続き、小屋づくりをお願いしてもいいですか?」
「ぴきー!(いいよー)」
「ありがとう。よろしくです」
今度の小屋はポーションの製造用の小屋だ。
そろそろ、ポーションづくりをする環境を用意しないとなと思い、作業場となる小屋を作って貰うことにした。
おっさんがポーションづくりの道具を持ってきても、使う場所が無いんじゃ洒落にならない。
*
夕方、クリとクルミを防風林地帯に植えていると、また船がやって来たのが見えた。
大黒のおっさんの船だ。
おっさんはホバーに飛び乗ると、ものすごい勢いで坂を上って来た。
ケインをまた買い付けに来たのかな?
収穫はしてないけど、茎から育てたケインがいい感じで育っていたな。
あとで取り込まないと。
でも、大黒のおっさんの様子がおかしい。
顔が真っ赤だ。
「よくもお前ら! このおっちゃんをだまして、恥をかかせたな!」
大黒のおっさんは目を血走らせて、激怒している。
なんで?
騙したってどういう事?
なに言ってるの?
わけが分からないよ?
気が付いたら10万文字を越えていました。
そろそろ、レビューが欲しいお年頃。
書いてくれても、いいんやで^^^
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