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かみさまスコップ ~神器で始める開拓農業ライフ~  作者: かわち乃梵天丸
第八章 おっさんと始める無人島生活
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悲鳴

「きゃー!」


 ミーニャの悲鳴で目が覚めた。


 なんだ?

 何が起こった?

 僕はミーニャの元へと駆けつける。


「なにがあった?」

「バケツが……」


 種を水に漬けていたバケツに、白い気持ち悪い虫が群がっていた。

 その虫はワームのようなもの。

 丸くて黄色い頭を持ち、細長い白い体を持つ芋虫。

 これまで僕が見た事のない気持ち悪い姿だ。

 それがバケツに入りきれず、あふれかえり地面でウネウネとうごめいていた。


 なんで、こんなところにワームが?

 この島には害獣どころか、虫も居なかったんじゃないのか?

 どこから湧いて出たんだよ?


 いや、待てよ?

 一つだけ心当たりがあった。

 おっさんだ!

 おっさんが船で持ち込んだんだ。

 よりにもよって、こんな気持ち悪い物を持ち込むなんて。

 厳重抗議だ!


 それにしても気持ち悪い虫だ。

 近づきたくない。


「これどうしましょう?」

「海に捨ててきてくれないか?」

「近づくのもいやですよ。ジーンさまお願いします」

「僕も、こいつだけは無理だ」

「どうしましょう?」

「ラビィが居たらあいつに任せるんだけどなー」


 僕とミーニャがどうしようか悩んでいたら、ユグがバケツのワームを手に取った。


「ユグ! やめろ!」

「ユグちゃん! そんなのを触っちゃダメ!」

「ダメなのです?」

「かまれるよ! それにその虫は毒を持ってるかもしれいないし!」

「虫? 毒?」


 ユグがキョトンとした顔をする。


「これは種から根が出ただけなのです」

「種?」


 今度は僕らがキョトンとした。

 よく見ると頭だと思っていたのはソジャの種だ。

 種から太い根が出ていただけだった。

 でも、なんでウネウネ動いてたんだ?


「成長が速いからバケツの中に収まらなくてあふれたのです」

「あふれたのは解ったんだけど、なんで動いていたんだ?」

「それも成長が早いので、動いてるように見えただけなのです」


 という事だった。

 種にビビった僕とミーシャ。

 恥ずかしい奴だね。

 ごめん。


 根がこれでもかと出ていたけど、とりあえず畑に植えておきました。

 めでたしめでたし?

 かみさまポイント

 ――――――――――

 繰り越し 110ポイント

 ―――――

 支出

 なし

 ―――――

 収入

 なし

 ――――――――――

 合計 110ポイント



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