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かみさまスコップ ~神器で始める開拓農業ライフ~  作者: かわち乃梵天丸
第八章 おっさんと始める無人島生活
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おっさんの種

 夜


 大黒のおっさんの持ってきた袋を調べている。

 中には小分けされた種と芋が入っていた。


 一つはキャロータと言っていたが、ニンジンだ。

 キャロータはどれだ?

 小袋には名前が書いてあるみたい。

 でも僕の知っている文字じゃない。

 外国の文字なのかな?

 少し読めない文字が混じっている。

 当然薬草づくりしか知らない僕が読めるわけもない。

 読めないながらに無理やり文字を読んだら、キャロータと読めた袋があったので多分これだな。


 キャロータ以外に、袋に入っている三つは何かわかった。


「これはジャガイモなのです」

「おいしそうです」


 芋の入った袋にはカトフーと書いてある。

 芋を手にしたミーニャがニコニコして頬ずりをしている。

 今にも襲い掛かりそうな肉食獣の目をしたミーニャ。


「おいしく食べて下さいと、お芋さんが語りかけてきます」


 それ種イモなんだから、食べちゃダメだからな。

 絶対にダメだぞ。

 僕はミーニャからジャガイモを奪い取った。

 ミーニャは名残惜しそうにジャガイモを見つめているけど、あえて無視だ。


 ジャガイモはくぼみの部分から芽が出る。

 増やすにはそのくぼみをさけて、細かく切り分けるのがポイント。

 切り口に灰を付けるのもポイント。

 栄養のタンクとなる芋が切り口から腐りにくくなる。

 今は灰が無いから、作業は明日だな。


 次はカスターニエ。

 気取った名前が書いてあったけど、これは栗だ。

 栗は冬場の保存食になる優れもの。

 焼くだけで美味しく食べられるし、お菓子の材料にもなる。

 これはぜひとも増やしたい。

 栗は育てるのが簡単だ。

 栗の殻に軽く傷をつけて、水をしみやすくする。

 水を浸したバケツに一晩漬けて、植えるだけでいい。

 暑さにも寒さにも強く、病気にもなりにくい優れもの。

 その反面、虫がたかり易いので害虫駆除は必須だ。

 ただ、強風の吹き荒れるこの島だと虫は居ないみたいなので、その手間は要らない。


 最後はワルヌス。

 固い殻に覆われた実。

 これも一目でわかった。

 クルミだ。

 これも、暑さ寒さに強い。

 大きく育つので、防風林と一緒に植えておこう。

 これも保存食として最適だ。


 大黒のおっさんは、僕らが冬場に飢えないように保存食となるような作物を選んでくれたんだと思う。

 ありがたい。


 わからないのが、残り二つのコールとソジャ。

 これはいったい何が生えるんだろうな?

 ユグに聞いてもわからないみたい。

 まあ、畑に植えれば結果はすぐに出るから、気にしない事にしよう。


 その日は種を水に漬けて、寝ることにした。

 翌朝、ソジャの種がとんでもない事になるのも知らずに……。

 かみさまポイント

 ――――――――――

 繰り越し 110ポイント

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 支出

 なし

 ―――――

 収入

 なし

 ――――――――――

 合計 110ポイント

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