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かみさまスコップ ~神器で始める開拓農業ライフ~  作者: かわち乃梵天丸
第八章 おっさんと始める無人島生活
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石臼

 昼


 朝の畑仕事と植林を終えて、昼食をとっている。

 植林は大樹の生えている南斜面を中心に行った。

 少しでも聖木に当たる風が弱まってくれたら……。

 そう考えてロランジュを植林をしてみたけど、聖木の高さが高いから効果は薄いだろうな。

 ギフトの収穫は、何か対策をしないとダメかもしれない。


 まあ、次のギフトが降るのは一年後だから、そこまでに対策をしておこう。

 いまは、他にやる事がある。

 パン作りだ。


 僕はパン作りに必要な物のチェックをする。


 調理器具は石窯を作ったので、あとはそれほど大変じゃない。

 よし、今の進捗状況を確認しよう。


 *


〇石窯

 入手。

 ただし、使い方はまだおぼつかないので、要練習。

 最近忙しくて、練習の方が全くできていない。


×石臼

 未着手。

 そろそろミーニャとユグに任せていた小麦の脱穀が終わるので、急いで作らないといけないな。

 午後は製作に取り掛かろう。


〇ボール

 入手。

 木製のボールが入手済。

 丸太から削り出した、かなりしっかりしたもの。


×捏ね板

 未着手。

 これは石臼の次かな?

 まあ、簡単にできるはず。


×麺棒

 未着手。

 これも石臼の次に作らないとね。



 *


 次は材料。

 結構集まって来た。


×小麦粉

 未着手。

 脱穀した小麦があるので、あとは石臼で挽くだけ。

 明日には何とかしたいな。


〇砂糖

 入手。

 ユグドラシルから入手。

 僕の作った黒砂糖も手に入った。


〇イースト菌

 入手。

 これもユグドラシルから入手。


〇塩

 入手。

 僕が海水から作った。

 大量に作ったので、当分は安心だ。


 残件は、あと4件。

 石臼さえ作ってしまえば、あとはすぐかな?

 今日は石臼づくりを頑張ろう。


 *


 という事で始めた石臼づくり。

 石臼の構造自体は、父さんが使ってるのを見たので大体わかってる。

 2枚のまるい石板を軸で合わせる。

 回転させて上の石の重みで小麦をすり潰す。

 それだけだ。


 僕は図面を書き、スライムさんに見せる。

 スライムさんはすぐに理解してくれたようだ。

 スライムさんは水スライムに指示をだす。

 すると、いつものように水を吐いて石を削り始めた。


 一時間後。


 完成した。

 すごいな、あっという間だ。

 相変わらず、仕事が速い。

 

「スライムさんありがとう」

「ぴきー!(いえいえ)」


 ミーニャとユグの脱穀も終わっていた。

 小麦を石臼の穴に入れて回すと、すり潰され小麦粉が出てきた。

 完璧だね。

 まあ、風にすぐ飛ばされたけど。


「わー、小麦粉なのです!」

「すごいです! さすがです! ジーンさまです!」


 小麦粉を作るなら、小屋を作らないとダメかな?

 強風の中で作業をするのは無理だから、専用の小屋が欲しいね。

 食糧庫と同じような小屋をスライムさんに作ってもらうか。

 頼ってばかりで申し訳ないが、お願いしよう。


 僕たちはパン作りに向けて、少しづつ歩み続ける。


 *


 その時!


 きゅんきゅんきゅんきゅんきゅん!


 突如頭上から聞こえてきた機械音!

 いや、機械音というよりも、風切り音!

 頂上を吹き荒れる強風に負けないぐらいの風が、頭上から吹き荒れる。

 そして僕らに影を落とす。

 見上げると……。


 飛行戦艦だ!


 空飛ぶ軍艦!

 なんで、こんなものがここに?

 まさか?

 僕らが生きていることを知って、王子が攻めてきた?

 飛行戦艦は徐々に高度を下げると、船首の砲塔を僕らに向けた。

 かみさまポイント

 ――――――――――

 繰り越し 150ポイント

 ―――――

 支出

 なし

 ―――――

 収入

 お祈り +30ポイント(ジーン、ミーニャ、ユグ)

 ――――――――――

 合計 180ポイント

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