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ギフトの実

 翌朝


 今日の畑作業は水やりだけでお終い。

 他にやらないといけないことがあるからだ。


 やる事は当然、ギフトの探索。

 風で飛んでいってしまったギフトの実を探しに、スライムさんと共に島を調べることにした。

 もしかしたら、近くの海に落ちたギフトの実が海岸に打ち上げられているかもしれない。

 そう、淡い期待をしたからだ。


 ミーニャとユグは、山道の上り下りが大変なので留守番。

 引き続き、小麦の脱穀をしてもらうことにした。


「せっかくの聖木から貰えたギフトが、海の彼方へと飛んで行ってしまうなんて、僕は運が無いなぁ」

「ぴききー!(ほんとうに、ざんねんでした)」


 武器とかが入ってるって話だったからなぁ。

 手に入ったら、ダンジョン攻略が楽になったのになぁ。

 はぁ、ほんとついていない。

 ユグの話だと、このギフトの実が祝福で降るのは一度だけじゃないらしい。

 一回目程の数じゃないけど、毎年降るらしい。

 冬の一番寒い時期になる前に、実を降らせてこれから厳しい冬を迎える人々を応援してる。

 そんな事を言っていた。


 来年は全ての実を手に入れる方法を考えないとな。


 ギフトの実が飛んで行った東海岸を調べる。

 ここは防波堤や港のある港湾工事の終わっている南海岸と違って、荒れまくりの海だ。

 しかも、海岸に降りる道も無い、断崖絶壁。

 スライムさんに手や足を押さえてもらって、崖の上から身を乗り出して調べてみた。


 でも、見つからない。

 あの風だから、かなり遠くまで飛んで行ってしまったんだろうな。


 *


 風に飛ばされたギフトの実。

 実は海を越えた遠くの国々まで飛び、その国の人を巻き込み騒動を起こすことになるのだ。

 それをジーンが知るのはずっと後のことであった。


 *


 結局、夕方になるまで海岸を探してもギフトの実は見つからなかった。

 とぼとぼと山道を上り、頂上に戻る。


 その時、スライムさんが見つけた!


「ぴきー!(ギフトだ!)」


 大岩の隙間に挟まっていたギフトを発見!

 昨日見た、綿毛も付いていたので間違いない!

 しかも3個も見つかった!

 これはラッキー!


「スライムさん、ありがとう!」

「ぴき!(どういたしまして)」


 ギフトの実は、握りこぶしぐらいのサイズの実だ。

 武器が入ってるって話をしてたから、意外と小さくてビックリだ。

 さすがに武器が入ってる実は、もっと大きいのかな?

 ギフトの実を持って、ユグの元へ。


「ギフトの実が見つかったんですか?」

「3つだけだけどな」

「お父さん、すごいです!」

「さすが、ジーンさまです!」


 早速、ギフトの実をユグに開けてもらうことにした。

 かみさまポイント

 ――――――――――

 繰り越し 150ポイント

 ―――――

 支出

 なし

 ―――――

 収入

 なし

 ――――――――――

 合計 150ポイント

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