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ユグの服

 夜

 

 僕は寝床に横になりながらもずっと悩み続けていた。

 脱穀をするが、この風の強い島の頂上では脱穀した小麦は風に飛ばされてしまう。

 ならば風除けの囲いを作るか?

 いやどうせなら脱穀機を作るか?

 そんなことを考えていたら、ミーニャがいいアイデアを思い付いた。


「食糧倉庫の中でやったらどうですか?」

「それなら種を飛ばされそうもないのでいいと思います」

「そうだな。それでいくか」


 という事でユグも同意、僕は安心して寝ることにした。


 *


 朝


 お祈りを済ます。

 ユグの分の10ポイントが増えて、30ポイント貰えた。

 ユグは自称娘だけど、実際は眷属だと思う。

 同じ眷属だけどポイントの貰えないラビィとの差がわからない。

 僕の作ったダンジョンのボスだからなのかな?


「それは娘だからなのだ」


 小脇に包みを抱えたシナトベさまがやって来ていた。

 シナトベさまは続ける。

 スライムさんたちのお祈りに感謝してないのではない。

 スライムさんたちは大勢なのでお祈りの見返りのポイントを払えない。

 眷属のラビィだけ支払うのもおかしい。だから支払わない。

 ただ、それだけの理由だった。

 でも、僕の娘一人だけならいいって事らしい。

 ラビィも一匹なんだけど、細かいことを突っ込むのはやめた。


 シナトベさまは、かなりお疲れのご様子。


「お前の娘の服を持ってきたのだ」

「また、モフモフされたのですね」

「うむ。これも信徒一号のジーンの為。歯を食いしばって頑張っているのだ」


 ユグが着替えてくると、森の妖精みたいな可愛らしいドレス風の服だった


「どうだ? 気に入ったか?」

「はいです! すごく気に入りました!」

「わらわの苦労のかいがあったのだ」

「ありがとうございます」


 みなでシナトベさまにお辞儀をする。

 僕と、ミーニャ、ユグ、スライムさん。

 結構、壮観な眺めだ。


「うむ。皆に慕われて、気分爽快なのだ!」


 シナトベさまは嫌なことを忘れて、気分良く高天原へと戻って行った。

 そんな童女をみていると、僕らも気分がよくなる。


 で、お祈りの後にみんなで脱穀をしようと小屋に集まったけど……。

 狭い!

 僕とミーニャとユグだけならともかく、スライムさんたちまで入ると狭い狭い!

 全く身動きが取れない。

 ぎゅう詰めだ!

 

「これはきついな」

「ここは私とユグに任せて下さい」

「すまないな」


 脱穀はミーニャとユグに任せて、僕とスライムさんは畑仕事をすることにした。

 畑仕事は大切だからな。

 今は畑が僕らの生命線。

 枯らすわけにはいかない。


 畑の水やりと、植林を午前中に済ました。

 ロランジュの植林も結構増えて来た。

 ヒマワリ、トウモロコシに次ぐ主食になったらいいな。

 かみさまポイント

 ――――――――――

 繰り越し 90ポイント

 ―――――

 支出

 なし

 ―――――

 収入

 +10ポイント お祈り(ジーン)

 +10ポイント お祈り(ミーニャ)

 +10ポイント お祈り(ユグ)

 ――――――――――

 合計 120ポイント

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