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ユグの樹

「お父さん、お母さん、これから植林するから付いてきて下さい」


 スコップとバケツを持ってユグの後を付いていく。

 そうしてやって来た島の頂上の端。


「ここの斜面を降りたところが、日当たりが良くていいかな?」


 ユグが言うように、とっても日当たりのいい感じの場所だ。

 ただし、防風林を超えたので風は結構強い。

 結構、岩がゴツゴツしている斜面。

 山道に慣れていないミーニャが歩くのは大変そう。

 僕は耕しながら、斜面を降りた。


 *


 目的の場所に着いたみたいだ。


「ここを深く耕して下さい」


 ユグに言われるままに、僕の背丈ほどの穴を掘った。

 植林すると言ってたけど、こんなに深い穴を掘って何を植えるんだろう?

 砂糖の原料となる草なんだろうか?

 たしか、砂糖の原料になるのはケインとか言った名前の草だ。

 結構背が高くなって、茎の絞り汁が砂糖の原料になる。

 でも、そんな種は持ってないよ?

 もしかすると、ユグは種を生成する能力でも持っているのかな?


 でも、違った。


 ユグは頭に生えた双葉をブチッともぎ取る。

 なっ!

 何してるんだ?


「いっつー!」


 目から涙を浮かべて、頭をさするユグ。

 それを見たミーニャが青ざめていた。


「ユ、ユグちゃん、なにしてるの? 葉っぱ取れちゃったけど、け、怪我は?」

「大丈夫か? ユグ!」

「大丈夫なのです。これは髪の毛と同じで、生やそうと思えばいつでも生えるので心配いらないです」


 その言葉通り、すぐに新しい芽が生えて来た。

 ユグは双葉を穴の中に放り込む。


「じゃあ、土を被せて、水をやって下さい」


 水をやると、ニョキニョキと芽が生えだす。

 最初は小さな芽だったのが若木となり、あっという間に僕の背を超えた。

 びっくりするぐらいに、育ちが早いんですけど?


「これは聖木ですから、魔力さえ豊富ならば育ちが早いんです」

「もしかして、この木はユグちゃんと同じユグドラシルなの?」

「はいです。わたしの妹なのです」


 世界樹ユグドラシルは、僕らの目の前であれよあれよという間に伸びていった。

 かみさまポイント

 ――――――――――

 繰り越し 90ポイント

 ―――――

 支出

 なし

 ―――――

 収入

 なし

 ――――――――――

 合計 90ポイント


 *


 皆様読んで下さいまして、ありがとうございます。

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