魔性の娘
な、なんと! ハイファンタジー11位、日間28位でございます。
ありがとうございます! ありがとうございます!
評価してくださった皆様、本当にありがとうございます!
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誤字報告ありがとうございます。
感謝です。
今起こった事をありのまま話す。
「ミーニャと添い寝をしてキスしただけなのに、いつのまにか子供が出来ていた」
何を言っているのか、わからないと思う。
僕も何が起こったのか、わからない。
ただ、ひとつだけ言える事実。
僕の目の前には子供がいる。
とってもかわいい幼女だ。
しかもその幼女。
目をキラキラ輝かせて、僕の事をお父さんと呼んでくれる。
それ自体はとっても嬉しいんだけど、なんで僕が父親なのかわからない。
僕が思い悩んでいると、女の子が心配そうに声を掛けてた。
「どうしたの? お父さん」
「聞きたいことがあるんだけど、いいかな?」
「はいっ!」
「なんで、きみは僕の事をお父さんと呼ぶの?」
「それは、私がお父さんが作ったダンジョンから生まれた娘だからです」
「生まれたって? ダンジョンに生えていたどんぐりの苗のこと?」
女の子は力強く頷いた。
やはり、この子はあのダンジョンで見つけたどんぐりの苗だったみたい。
「眷属ってこと?なのかな?」
「いえ、違います。お父さんなのです」
「えっ?」
「私はお父さんのダンジョンから生まれたボスなので、お父さんなのです」
衝撃的事実。
この子はダンジョンボスだった!
きっと、魔力がない僕のダンジョンにから生まれたので、ちゃんと成長できなくて苗状態だったんだな。
魔力のない父親でごめん。
僕がひとしきり懺悔をしていると、女の子が抱きついてきた。
「おとうさん! 大好き!」
僕の胸に飛び込んでくる幼女。
満面の笑み!
可愛すぎる!
幼女最高!
僕は思わずハグをした。
顔をほころばしてデレる僕。
ふと、殺気を感じ後ろを見ると……ミーニャが蔑んだ目で、僕を見下していた。
「ジーンさまは、私の事が好きと言いましたよね? お嫁さんにしてくれるとも言いましたよね? なのに私にしてくれなかった抱擁をその子にするんですか?」
やば!
ミーニャが目の前に居るのにハグなんてしたもんだから……!
めちゃくちゃ怒ってる!
慌てて幼女を引き剥がそうとしても、子猫がへばり付くみたいに剥がれない!
これはヤバい!
大ピンチ!
ミーニャに気が付いた女の子がミーニャを見つめニタリと笑う!
そして勝ち誇った目。
まるで「この男は私のものよ!」とでも、言いたげに。
寝取りに成功した愛人かよ!
これはヤバい!
本妻と愛人が浮気現場で顔を突き合わせてしまったかのようだ!
修羅場だ!
まだ、ミーニャといかがわしいこともしてないのに訪れた修羅場!
僕、どうすればいいの?
そのとき、幼女が動いた!
「おかあさ~ん!」
幼女は僕から飛び退くと、今度はミーニャの胸に飛び込んだ!
「お母さん! 大好き!」
「はわっ! えっ? ええっ!」
「お母さんのお胸は柔らかくて、温かくて、大好きです!」
「はわわわ!」
「お母さん、苗だった私をここまで大きく育ててくれて、ありがとう!」
「お母さん? 私が……なのですか?」
「うん! 私の大好きで大切なお母さん!」
「か、かわいい。私がお母さんですよ」
怒り心頭のミーニャを一瞬で鎮め、おろおろとしていたミーニャを一瞬で母の顔にさせる幼女。
魔性の娘だ。
なにか、とてつもなく恐ろしい物を見た気がする。
まあ、それは置いといてと。
こうして、僕らと幼女は本当の親子のような関係になりました。
かみさまポイント
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繰り越し 90ポイント
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支出
なし
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収入
なし
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合計 90ポイント
突然現れた幼女のおかげか、お祈り忘れてしまいました。
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皆様の評価、本当にありがとうございます!




