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魔性の娘

 な、なんと! ハイファンタジー11位、日間28位でございます。

 ありがとうございます! ありがとうございます!

 評価してくださった皆様、本当にありがとうございます!


 *


 誤字報告ありがとうございます。

 感謝です。

 今起こった事をありのまま話す。


「ミーニャと添い寝をしてキスしただけなのに、いつのまにか子供が出来ていた」


 何を言っているのか、わからないと思う。

 僕も何が起こったのか、わからない。

 ただ、ひとつだけ言える事実。

 

 僕の目の前には子供がいる。


 とってもかわいい幼女だ。

 しかもその幼女。

 目をキラキラ輝かせて、僕の事をお父さんと呼んでくれる。


 それ自体はとっても嬉しいんだけど、なんで僕が父親なのかわからない。

 僕が思い悩んでいると、女の子が心配そうに声を掛けてた。


「どうしたの? お父さん」

「聞きたいことがあるんだけど、いいかな?」

「はいっ!」

「なんで、きみは僕の事をお父さんと呼ぶの?」

「それは、私がお父さんが作ったダンジョンから生まれた娘だからです」

「生まれたって? ダンジョンに生えていたどんぐりの苗のこと?」


 女の子は力強く頷いた。

 やはり、この子はあのダンジョンで見つけたどんぐりの苗だったみたい。


「眷属ってこと?なのかな?」

「いえ、違います。お父さんなのです」

「えっ?」

「私はお父さんのダンジョンから生まれたボスなので、お父さんなのです」


 衝撃的事実。


 この子はダンジョンボスだった!

 きっと、魔力がない僕のダンジョンにから生まれたので、ちゃんと成長できなくて苗状態だったんだな。

 魔力のない父親でごめん。

 僕がひとしきり懺悔をしていると、女の子が抱きついてきた。


「おとうさん! 大好き!」


 僕の胸に飛び込んでくる幼女。

 満面の笑み!

 可愛すぎる!

 幼女最高!

 僕は思わずハグをした。


 顔をほころばしてデレる僕。

 ふと、殺気を感じ後ろを見ると……ミーニャがさげすんだ目で、僕を見下していた。


「ジーンさまは、私の事が好きと言いましたよね? お嫁さんにしてくれるとも言いましたよね? なのに私にしてくれなかった抱擁ほうようをその子にするんですか?」


 やば!

 ミーニャが目の前に居るのにハグなんてしたもんだから……!

 めちゃくちゃ怒ってる!

 慌てて幼女を引き剥がそうとしても、子猫がへばり付くみたいに剥がれない!

 これはヤバい!

 大ピンチ!


 ミーニャに気が付いた女の子がミーニャを見つめニタリと笑う!

 そして勝ち誇った目。

 まるで「この男は私のものよ!」とでも、言いたげに。

 寝取りに成功した愛人かよ!

 これはヤバい!

 本妻と愛人が浮気現場で顔を突き合わせてしまったかのようだ!

 修羅場だ!

 まだ、ミーニャといかがわしいこともしてないのに訪れた修羅場!

 僕、どうすればいいの?

 そのとき、幼女が動いた!


「おかあさ~ん!」


 幼女は僕から飛び退くと、今度はミーニャの胸に飛び込んだ!


「お母さん! 大好き!」

「はわっ! えっ? ええっ!」

「お母さんのお胸は柔らかくて、温かくて、大好きです!」

「はわわわ!」

「お母さん、苗だった私をここまで大きく育ててくれて、ありがとう!」

「お母さん? 私が……なのですか?」

「うん! 私の大好きで大切なお母さん!」

「か、かわいい。私がお母さんですよ」


 怒り心頭のミーニャを一瞬で鎮め、おろおろとしていたミーニャを一瞬で母の顔にさせる幼女。

 魔性の娘だ。

 なにか、とてつもなく恐ろしい物を見た気がする。


 まあ、それは置いといてと。

 こうして、僕らと幼女は本当の親子のような関係になりました。

 かみさまポイント

 ――――――――――

 繰り越し 90ポイント

 ―――――

 支出

 なし

 ―――――

 収入

 なし

 ――――――――――

 合計 90ポイント


 突然現れた幼女のおかげか、お祈り忘れてしまいました。


 *


 皆様の評価、本当にありがとうございます!


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