朝チュン
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朝
僕の目の前にはミーニャの寝顔が見える。
とっても可愛らしい笑顔。
しかも僕とミーニャは同じベッドで寝ている。
朝チュン的なシチュエーション。
でも、僕はしなかったよ。
いや、出来なかったんだ。
ヘタレでごめん。
さすがに、大人の階段を昇りつめるような勇気は僕にはなかった。
ミーニャに抱きしめられて、思わすほっぺたにキスをした。
したんだよ。
でも、すぐに恥ずかしくなってしまい、僕は石のように固まる。
そこからは何も出来なかった。
村でも女の子と付き合ったことのない僕だ。
キスだけでも出来たことを褒めて欲しい。
その後は、横になって無言。
悶々と眠れない夜を過ごしただけ。
という事で、僕は寝不足だ。
僕が起きているのに気が付いたのか、ミーニャが目を覚ました。
顔が近いせいか、ミーニャの顔が赤くなる。
僕も当然真っ赤だ。
「お、おはよう」
「お、おはようございます」
それを最後に、二人とも無言の時間が過ぎ去る。
本当は抱きしめたり、キスとかしたいんだよ。
ミーニャもきっとそうしたいと思ってるはず。
でもね、僕にはそんなことをする勇気はない。
ヘタレでごめん。
そんなことをしていると、ダンジョンの入り口が騒がしい。
ラビィが戻ってきたのか?
いや、スライムさんだった。
「ぴきぴき!(ご主人様、早く来てください!)」
何かあったみたいだ。
まさか、ラビィが怪我をして浜に打ち上げられたのか?
スライムさんについていくと……畑に少女が埋まっていた。
地面から、顔だけを出している。
おまけに息もしてない。
明らかに死んでいる。
顔色も死んでだいぶ時間が経ったのか、真っ青だ。
「なっ! なんで女の子が埋まってるんだ?」
昨日はこんな事はなかったはずだ。
なのに、いつの間に?
「ぴききき!(今朝起きたら、女の子が埋まっていたんです!)」
慌てて掘り起こそうとすると、女の子の目が開いた。
えっ?
生きてたの?
血色も、あっという間に良くなった。
「初めまして、お父さん!」
少女は僕の事を、お父さんと呼んだ。
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