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かみさまスコップ ~神器で始める開拓農業ライフ~  作者: かわち乃梵天丸
第六章 スライムさんと始める無人島生活
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スライムさんにお願い

 スライムさんたちは食糧保管用の箱を作っていた。

 箱には小麦とかの穀物類をしまって置く予定だ。

 その他には干したトウモロコシの種なんかも保管したいね。

 手に入れば大豆とかジャガイモなんかも保管したい。

 でも、今は手に入らない。

 シナトベさまのお小遣いが貯まって、おしながきに載るのを待つしかないね。


 スライムさんたちは器用に木箱を作っていた。

 木箱なのに、水漏れしないぐらいにピッチりとした作り。

 これぐらいの腕を持っているなら、他の物も作れるんじゃないかな?

 という事で、頼んでばかりで申し訳ないけど、もう一つ頼んでみた。


「ベッドを作ってもらえませんか?」

「ぴきー!(お安い御用です)」


 という事でベッドの製作が始まった。

 ベッドと言っても、底の浅い木枠を作って、その中に干し草を敷き詰めるだけの簡単なものだ。


 本当はスノコの台座を作って、マットレスを敷けば寝心地最高のベッドが出来る。

 でも、マットレスどころか、布さえ用意できない今は夢のまた夢だ。

 まあ、干し草ベッドといっても、地面に寝るよりはずっと快適のはず。

 という事で、さっそく作ってもらった。


 さすがスライムさん。

 すぐに完成した。

 トウモロコシの葉っぱなんかを敷き詰めて、その上を柔らかい草で覆う。

 ふっかふかのベッドになった。

 寝心地良くて最高だね。


 ただ、困ったことに僕とミーニャで一つのベッド。

 スライムさんが変に気を使ってくれた結果のダブルベッドだ。


 二人用のサイズで小さくはないんだけど、なんか恥ずかしい。

 僕とミーニャは顔を真っ赤にしながら、ひとつのベッドに潜りこんだ。

 恥ずかしさを誤魔化すために、僕は横になりながら今まであったことをミーニャと話す。


「この島に流されたときは、飢えと渇きで死ぬかと思ったけど、どうにかなったね」

「そうですね。今は天国のようです。もしかすると私たちはもう死んでいて、天国にいるんじゃないかと思ってしまいます」

「おいおい、そんな怖いこと言うなよ」

「あはは。冗談ですって。私はジーンさまのことを信じていましたから何も怖いことはなかったです」

「僕はシナトベさまにスコップを貰うまでは、いつ死ぬんじゃないかと、ドキドキしていたな」


 事実、死と隣り合わせだったし、僕のせいでミーニャが死にかけた。


「シナトベさまが居なかったら、今の僕らは無いかな?」

「そうでしょうね。シナトベさまは私たちのかみさまです」


 シナトベさまには、感謝の言葉以外ないよな。

 ほんと、童女なのに頭が上がらない。


「私にとったらジーンさまも、シナトベさまと同じくかみさまみたいな存在で、感謝しています」

「おい、よせよ。照れるじゃないか」

「えへへ。ジーンさま?」


 ミーニャがちょっと真剣な顔になって、僕を見つめる。


「昨日の事なんですけど……」

「どうした?」

「あのー、私をお嫁さんにしてくれるって話なんですけど、本気で受け止めていいんですか?」

「ごめん。ラビィとのドタバタの中で、あんなことを言ってしまって」

「では、あれは冗談だったと?」


 ミーニャの表情が途端に暗くなった。

 目に涙を溜めて、今にも泣きそうな感じ。


「いやいやいや、ミーニャをお嫁さんにしたいと思うのは本気だよ。だだ、あんなところで大事な告白をしてごめん」

「じゃあ、私のことを……」

「ミーニャが嫌でなければ、お嫁さんにしたいと思う」

「ありがとうございます。こんな私をお嫁さんにしてくれるなんて……本当にうれしいです。ジーンさま、大好きです!」


 ミーニャは嬉しさのあまり、ベッドで横になる僕に抱きついてきた。

 かみさまポイント

 ――――――――――

 繰り越し 90ポイント

 ―――――

 支出

 なし

 ―――――

 収入

 なし

 ――――――――――

 合計 90ポイント


 *


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 ぜひとも~。_(._.)_

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