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かみさまスコップ ~神器で始める開拓農業ライフ~  作者: かわち乃梵天丸
第六章 スライムさんと始める無人島生活
55/102

ラビィのお祈り

 翌朝、いつものようにお祈りをした。

 ラビィが増えたので、今日から30ポイント入ると思いきや、20ポイントしかもらえない。

 ラビィのポイントが貰えてないみたいだ。


「おい、ラビィ! ちゃんとお祈りしたか?」

「したした、したぴょん!」

「じゃあ、なんでポイントが貰えないんだよ?」

「ちゃんとお祈りしたし、そういわれても困るぴょん」

「お祈りに真剣さが足りなかったんじゃないか?」


 困り果てた表情をするラビィ。

 だけど、僕も容赦はしない。

 穀潰しなんだから、お祈り位ちゃんとやってもらわないと困る。

 僕はラビィに土下座の仕方を一から徹底指導した。


「もっと深く頭を下げる!」「はい!」

「もっともっとだ!」「はいぴょん!」

「このぐらいだ! 地面にもっと頭をつける!」「これならどうぴょん!」

「僕のように! 痛くても我慢だ!」「ぐぐぐ!」


 するとシナトベさまの声が聞こえた。


『あはははは! 何やってるのだ? 面白いのだ!』

「これはこれはシナトベさま。ラビィのお祈りがシナトベさまのお眼鏡に叶うように徹底指導中です」

『ほほー、そうなのか』

「一応、さまになってきたと思うのですが、これでポイントを頂けませんか?」

『ならん!』

「なんでぴょん! これ以上頭を下げたら、地面に埋まって窒息死するぴょん!」

『いや、そういう事じゃなくて、眷属にお祈りポイントはやれないのだ』

「なんでぴょん! こんなに頑張ったのに、ぴょん!」

『わらわのおこづかいが……。もし眷属にお祈りポイントを配っていたら、スライムさんたちのお祈りポイントで破産するのだ』


 スライムさんたちは数が多いからな……。

 仕方なし。


「なるほど、そういう事でしたか」

『すまないのだ』


 僕は納得したんだけど、一人納得してない人が居た。

 ラビィだ。


「ジーン! よくもわたしに何度も、何度も、何度も土下座をさせたな!」

「ご、ごめん!」

「女の子の額から血が滲むほど土下座をさせて!」

「す、すまん!」

「結婚前の女の子なのに、傷物にされたぴょん! もう他にお嫁に行けないぴょん! 結婚して責任取ってください、ぴょん! 結婚してくれないと困るぴょん!」


 それ、傷物の意味が違うし!

 その後、誠心誠意の土下座をして、ラビィに許してもらった。

 かみさまポイント

 ――――――――――

 繰り越し 70ポイント

 ―――――

 支出

 なし

 ―――――

 収入

 +10ポイント お祈り(ジーン)

 +10ポイント お祈り(ミーニャ)

 ――――――――――

 合計 90ポイント


 *


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