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かみさまスコップ ~神器で始める開拓農業ライフ~  作者: かわち乃梵天丸
第六章 スライムさんと始める無人島生活
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カグツチダンジョン攻略

 昼下がり


 僕らはダンジョンの攻略を始めた。

 基本は敵殲滅てきせんめつ

 そうシナトベさまは言った。


「敵を全部倒すってことですよね」

「そうなのだ」


 全部の敵を倒してたら、時間が掛かるんじゃないのかな?

 それを聞いたシナトベさまはうんうんと頷いた。


「たしかに、時間は掛かるのだ」

「時間節約の為に、敵を避けていきませんか?」

「避けるのはダメなのだ」

 

 かなり強い口調で拒否された。

 どうしてなんだろう?

 のんびり攻略していたら、日が暮れちゃうのに。

 僕が納得してない顔を見てシナトベさまが納得のいくように説明を始めた。


「行きは避けて行ったとする。でも、途中で怪我をして引き返すとすると、どうなるのだ?」

「どうなるって……避けた敵と遭うかもしれませんね」

「そうなのだ。怪我をした状態で戦わないといけないのだ」


 なるほど、そういうことなのか。


「だから、出会った敵は全部倒して行くのが安全なのだ」


 意外とシナトベさまは堅実だった。

 童女なのに賢い。

 スライムも引き連れて僕らはダンジョンに挑む。


 *


 最初に出て来た敵はミミズだった。

 動けない敵だ。

 頭だけ出してじっと待ち伏せをし、僕らが近づくと地面から這い上がり襲い掛かる。

 ミミズを見つけたシナトベさまが、遠くから風魔法を放つと細切れになる。

 僕らが褒めると、得意げな顔をした。


「向こうから、やってこない敵なのだ。わざわざ近づく必要は無いのだ」


 そんな感じで突き進む。

 ずっとミミズばかり。

 中には魔法を使ってくるミミズもいたけど、シナトベさまの詠唱速度の速さとは比べ物にならない。

 魔法を唱える前に倒された。


 カグツチさんが力を抜いて作ったダンジョンなので、弱い敵ばかりなんだろうな。

 だいたい、一層を15分ぐらいで次の階層への階段へと続く。

 一層の広さもあまり広くなかった。


 *


 5層から、敵の様子が変わった。

 ウサギだ。

 今度は動く敵。

 当然、僕らに気が付くと向こうから襲ってくる。

 僕らの出番だ。


「ジーン、倒してみるのだ」

「はい!」


 うさちゃん、ごめんね。

 僕は短剣を振り下ろす。

 だが、動きが早い!

 猛ダッシュするウサギ!

 ウサギの体当たりが僕のおなかに直撃!

 重い衝撃が僕を転がす。


「ぐはっ! 痛い!」


 おまけに帰り際に、僕の顔を蹴って行った!

 鼻血ぶーだ!


「ジーンさま、大丈夫ですか?」


 僕がミーニャに治療してもらっていると、腹を抱えて大笑いしてるシナトベさま。


「あははは! 顔を蹴られて面白いのだ!」


 ちょっとムカつく。


「今度はスライムが攻撃するのだ!」

「ぴきー!」


 スライムさんの数の暴力で、蹂躙じゅうりんだ!


 だが、スライムさん。

 弱かった。

 うさちゃんの回し蹴りでバッタバッタと倒される。

 スライムさんは、力持ちで強かったんじゃないのかよ?

 あの材木を運ぶ力持ちはどこに行った?


「スライムは一匹一匹は弱いからな。範囲攻撃でやられたら一撃なのだ」


 力は強いけど、耐久力が低いので一撃でダウンの模様。

 参戦、即戦闘不能のスライムさん。

 さすが、最弱モンスターの称号は伊達ではない。

 無事なスライムさんに担がれて、出口へと戻って行った。


「ここもわらわの出番だな」


 シナトベさまは嬉々として魔法を放ちまくった。


「わらわの強さを見てみるのだ!」


 一瞬で倒される、うさちゃん。

 シナトベさま。

 強いなら、最初から倒してください。

 僕らは戦闘経験のない一般人なんですから……。

 薬草が無い僕は、スライムさん並みの雑魚なんです。

 かみさまポイント

 ――――――――――

 繰り越し 70ポイント

 ―――――

 支出

 なし

 ―――――

 収入

 なし

 ――――――――――

 合計 70ポイント

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