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かみさまスコップ ~神器で始める開拓農業ライフ~  作者: かわち乃梵天丸
第六章 スライムさんと始める無人島生活
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シナトベさまの帰還

 昼過ぎ

 

 僕らは遅い昼ごはんを食べていた。

 今日のお昼はトウモロコシだ。

 本当は焼きもろこしにして食べたかったけど、既にお昼を過ぎていたので生で食べることにした。


 僕とミーニャでひと房づつ。

 スライムさんたち全員で20本。

 たぶん、60房ぐらい。

 スライムさんの数に対してトウモロコシの数が少ないので申し訳ない気持ちでいっぱい。

 でも、収穫出来るのがそれしかなかったんだ、ごめん。

 もう少し畑で栽培したら、みんな満足できるぐらい食べさせてあげるから。

 でも、スライムさんたちは気にしてない感じだった。

 

 久しぶりに、お皿に食べ物を載せて、水を飲みながらの食事。

 一気に文明度が上がった気がする。

 こうなると欲が出て、テーブルと椅子も欲しくなったりする。

 今度、スライムさんにお願いしてみよう。


 僕らが食事をしていると、シナトベさまが戻ってきた。


「おかえりなさい、シナトベさま」

「なんか、随分とスライムが増えてるのだ」

「ダンジョンから、みんな出て来たみたいです」

「そうなのか」


 シナトベさまがおっかなびっくりスライムを指先で突く。

 スライムがプルンと震えて喜んでいる。

 シナトベさまもそんなスライムを見て笑顔をこぼしていた。


 そんなシナトベさまだけど、いつもと服装が違った。

 異国のガウンみたいな服装じゃなくて、炭鉱夫風の服装だ。

 背にはつるはしを背負っている。


「どうしたんですか? そのかっこうは?」

「採掘をするからな。それっぽい装備を用意してきたのだ。大変だったのだ」


 遠い目をする、シナトベさま。


「猫耳はもう嫌なのだ……」


 アメノハヅチさんに、また何かやられたみたいだな。


「大変な目に遭ったんですね」

「思い出したくないのだ……。もふもふは、もう嫌なのだ……」


 また猫耳を生やされてもふもふされたらしい。

 そんなシナトベさまをミーニャが慰める。


「シナトベさまも、トウモロコシを食べてください」


 トウモロコシを手に取るシナトベさま。

 ミーニャの優しさが心にしみたのか、ポロポロと涙を流す。


「おいしいのだ……おいしいのだ……」


 トウモロコシを食べたら、元気が出て来たシナトベさま。

 僕らの為に頑張ってくれるシナトベさまには、感謝の言葉しかない。

 そのうち恩返しをしないとな。


 僕らはダンジョンの攻略に挑むことにした。

 かみさまポイント

 ――――――――――

 繰り越し 70ポイント

 ―――――

 支出

 なし

 ―――――

 収入

 なし

 ――――――――――

 合計 70ポイント

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