続・神のダンジョン
引き続き 朝
「さ、ジーンとミーニャよ。わらわの作ったダンジョンの攻略についてくるのだ!」
「ちょっと待ってください。このダンジョンはダメです!」
僕は全力でシナトベさまを引き留める。
「わらわの作ったダンジョンにケチを付けるというのか?」
そりゃつけますよ!
深度20億とか、10分の一の階層に到達する前に、間違いなく寿命が尽きますから!
ダンジョンレベル10万とかシナトベさまは大丈夫でも、僕らは雑魚の吐息で蒸発しちゃいますから!
一般人の弱さを舐めないで欲しい。
「なるほど、そういわれるとそうかもしれないのだ。でも、わらわの作ったダンジョンを攻略したいのだ」
「なら、おひとりでどうぞ」
と、言いたいとこだけど、そんなこと言ったら「また、わらわをのけ者にするのか?」と言ってまた機嫌悪くするね。
まあ、僕もそこまで鬼じゃない。
「シナトベさまの神々しい神格だと、とんでもない深いダンジョンが出来てしまうのです。ここは僕らでも入れる簡単なダンジョンに作り直しましょう」
「作り直せるのか?」
「た、たぶん」
「なんか、自信がなさそうだな」
疑いの眼差しで見つめるシナトベさま。
そりゃね。
ダンジョンなんて作るのは初めてだからね。
わかるわけがない。
「でも、魔力を込めなければ、間違いなく浅いダンジョンが作れます」
「ほほう、それは面白そうなのだ」
魔力の乏しい者が深度0のダンジョンを作った実績がある。
僕だけどな!
魔力が乏しくて、悪かったな。
シナトベさまに魔力を込めないように、そして優しい気持ちでダンジョンを作ってもらうことにした。
深度20億の鬼畜ダンジョンが消え、優しい感じのダンジョンに生まれ変わった。
魔力を込めないのは、込めるよりも大変みたいだ。
ダンジョンを作り終えたシナトベさまは、「ぜー、ぜー」っと息を荒くしていた。
「で、出来たぞ!」
パネルを見ると、なかなかいい出来栄えだ。
――――――――――
ダンジョンネーム:【神のダンジョン】そよ風
ダンジョンレベル:3
深度:3
タイプ:草原
――――――――――
このぐらいなら、僕らも無傷で済むはず。
済むよな?
いきなり死んじゃったりしないよな?
僕は怯えつつ、シナトベさまの作ったダンジョンに潜ることにした。
かみさまポイント
――――――――――
繰り越し 70ポイント
―――――
支出
なし
―――――
収入
なし
――――――――――
合計 70ポイント




