塩づくり
朝
お祈りを済ませた後、いつものようにヒマワリを食べる。
さすがに飽きてきた。
なんというか、脂っこいだけ。
ネズミやリスじゃないんだから、ヒマワリの種だけを食べ続けるのはきつい。
ミーニャは黙って食べているけど、きっと僕と同じく飽きてるんだろうな。
塩でも振りかければ、味に変化が出来ておいしく食べられるんだろうか?
よし!
塩を作るか。
幸い、ここは絶海の孤島。
海水はいくらでもある。
僕は農作業が終わった昼から、海水から塩を作ることにした。
*
昼
農作業を終えた僕は、塩を作るために海岸へと向かうことにした。
「ちょっと、塩を作りに海に行ってくる。ミーニャは留守番していてくれ」
それを聞いたミーニャは僕に懇願してくる。
「ジーンさま、私もついていきたいです」
「行き帰りが岩場だから、ミーニャはここで待っていてくれ。岩場を登るのは大変だろ?」
「はい……」
しぶしぶという感じだったけど、留守番で納得してくれた感じだ。
*
海岸につく。
相変わらず海は荒れていた。
僕は岩だらけの海岸にかみさまスコップを突き立てる。
海水を貯める穴を掘るためだ。
穴に海水を貯めて自然蒸発で海水から塩を取ろうと考えている。
サクリ!
土になるかと思いきや、砂になってくれた。
さすがかみさまスコップ。
これなら簡単に塩田が作れる。
なんという幸運。
岩をスコップで掘ると砂になる仕組みがよくわからない。
だけど、細かいことを考えるのは無駄だ。
神器なんだから、そういうものなんだろう。
僕は波が襲ってこない、海から少し離れたところを耕して砂浜にした。
塩田の完成だ。
そこに乳鉢で海から汲んできた海水を撒き続けた。
風が強いせいか、蒸発は早い。
完全に乾くと砂が飛んで行ってしまうので、必死に海水を撒き続けた。
陽が傾き始める前には、砂にうっすらと塩が浮いてきて白いところが所々見え始める。
僕は塩田の表面をかき集め、ろ過布に包んでミーニャの元に戻った。
*
ミーニャは僕が戻ってくると、喜んで出迎えしてくれた。
興味津々で塩の浮いた砂を見ると目を輝かせた。
「これが塩なんですか?」
「いや、これは塩の素さ」
「塩の素?」
「ここからもうひと手間掛けて、やっと塩になるんだ」
僕は乳鉢に泉の水を満たすと、そこに砂入りのろ過布をそっと漬ける。
すると、砂にしみ込んだ塩分が溶け出す。
かなりの塩分のはずだ。
「この水を舐めてごらん」
ミーニャは小指の先を乳鉢につけると、口に運ぶ。
それと同時に口をすぼめた。
「しょっぱ! 塩味です! 間違いなく塩味です!」
「あとは、このまま朝まで置いて蒸発させたら塩の出来上がりさ」
僕らは塩の出来上がりを楽しみに、その日は寝ることにした。
かみさまポイント
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繰り越し 50ポイント
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お祈り +10ポイント(ジーン)
お祈り +10ポイント(ミーシャ)
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合計70ポイント
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土器を作ることもなく、火を起こすこともなく、海水から塩を作ってしまうジーンであった。
『にゃん娘と作る文明開化』ではあれほど大変だった塩作り。
王様とにゃん娘三人の苦労を考えると……ちょっとお気楽過ぎかな。
だが、気にしない!
気にしたら負け! (*‘ω‘ *)




