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かみさまスコップ ~神器で始める開拓農業ライフ~  作者: かわち乃梵天丸
第四章 神器と始める無人島生活
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かみさまへのお願い

「シナトベさま! いつもありがとうございます」


 全身全霊の最敬礼の顔面土下座をすると、すぐにシナトベから返事が返ってきた。


『ずいぶんと気合の入ったお祈りなのだ。どうしたのだ?』

 

 シナトベさまの声が聞こえた。

 どうやら僕の全身全霊のお祈りが通じたようだ。

 でも、なにか様子がおかしい。


『今日のお祈りポイントはもうやれないのだ』


 ポイントのことを気にしてたのか。

 ここのところ、シナトベさまから色々と物を貰っているからな。

 ちょっと頼りすぎな気はする。

 自給自足で何とかしないと。

 でも、今回はミーニャの為だ。

 そこは割り切ってお願いだ!


「いえ、お願いがあります!」

『お願いだと? どんなお願いだ? 聞くだけは聞くのだ』

 

 僕がなにを言い出すのかわからないのか、ちょっと警戒している感じが声から聞きとれる。

 

「新しい服を与えていただけないでしょうか?」

『服かぁ。服は高いから、わらわのお小遣いじゃ無理なのだ』

「でも、ミーニャがかなり困っているみたいなので……、なんとかお願いします」

『なんと! 自分の為のお願いではないのか! えらいのだ!』

 

 感動しているのか泣いているのかわからないけど、鼻をずびずび鳴らしている音も聞こえてくる。

 

『わかったのだ! お父さまの肩もみと、お母さまのお手伝いを増やして、必ず買ってやるから待っているのだ!』

 

 と、いうことで、ミーニャの服は用意してくれることになった。

 シナトベさま、ありがとうございます!

 童女のかみさま、最高です!

 

 *

 

 ミーニャは水浴びを終えたようだ。

 髪につやが戻り、さらに可愛さアップ。

 こんな子と一緒に居られるだけで幸せです。

 

「服なんだけど、シナトベさまが用意してくれることになったよ」

「ありがとうございます! 結構、大きい声が聞こえていたんですけど、お祈りが通じたみたいですね」

「ああ、シナトベさまは、本当にかみさまだな」

「ちゃんと見守ってくれてますしね」

 

 僕らはシナトベさまに感謝のお祈りをした。

 

 *

 

 寝床で寝ていると、ミーニャがいつもよりも近い距離で横になっている。

 昨日まではかなり離れていたのに、今日は肩が触れ合うぐらいの距離だ。

 きっと、今までは遠慮して距離を取っていたんだろうな。

 

「ジーンさま……」

 

 ミーニャの小声が聞こえた。

 

「ん? どうした?」

「起きていましたか。ジーンさまと一緒に居れて、本当に私は幸せです」

「僕も幸せだぞ」

「ありがとうございます」

 

 僕がなにを言おうか迷っていたら、寄り添ったまま気持ちよさそうに寝息をあげはじめた。

 きっと、昼間の疲れが出たんだろうな。

 この幸せそうなミーニャの寝顔を守ってやる!

 僕はそう固く決意をした。

 かみさまポイント

 ――――――――――

 繰り越し 50ポイント

 ―――――

 なし

 ――――――――――

 合計50ポイント

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