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かみさまスコップ ~神器で始める開拓農業ライフ~  作者: かわち乃梵天丸
第四章 神器と始める無人島生活
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 畑に種を植えたので水撒きをする。


 本当は水やりの前に肥料を撒いておきたいところ。

 肥料を撒くと育成が早くなるからね。

 確実に収穫までの期間が短くなる。

 でも、無いのであきらめるしかない。

 無いものは無いんだから、仕方ない。


 まあ、神様スコップで耕した畑だ。

 シナトベが短期間で作物が収穫出来るような事を言っていたので、肥料を撒くような効果があるのかもしれない。


 泉に水を汲みに行くと、とんでもないことが起こっていた。

 強風で畑の土が吹き飛ばされていた。

 土の中に植えたはずの種の姿が見えている。

 危うく種まで吹き飛ばされるとこだった。


 これはマズイ!


 こんな強い風の吹き荒れる島で、作物を育てるなんて無理だ。

 ふんわりした畑の土は、一日もすればすべて吹き飛ばされて岩肌の地面に戻るだろう。

 防風林でもあれば、畑で作物を育てることが出来ると思う。

 でも、その防風林を作るための木もないしな。

 まいったな。

 本当に、まいった。


 ミーニャに相談すると、寝床のように石で囲んで風除けを作ってみたらとのことだった。

 その手があったか。


 さっそく、風除けの為に畑の周りを石で囲む。

 高さ30センタメトルぐらいになる様に石を積んだ。

 ちょっとした土手みたいな感じだ。 

 これなら、土も飛ばされることは無いだろう。

 もう少し高く積んだ方が防風効果は高そうだけど、あまり高く積むと光が当たらなくなって生育に悪影響が出そうなので、この高さで妥協した。


 種も吹き飛ばされないように、少し深めに埋めなおす。

 石積にかなりの時間を取られたので、すでに夕方。

 水だけやって、その日の作業を終えることにした。


 *


 夜。

 最後のロランジュを二人で分けて食べる。

 ミーニャは相変わらずおいしそうにロランジュを食べている。

 「おいしいです」と僕に微笑む。

 この笑顔を絶対に失うものか。

 僕はミーニャの笑顔のために全力を尽くすことにした。


 *


 翌朝起きると、嬉しいことが起きた。

 種から芽が出ていた。

 でも、一晩で種から芽が出るのは早くない?

 

 ミーニャに聞くと「ジーンさまの真心が届いたんです!」と僕を誉めていた。


 *


 夕方。

 僕らは畑の前で愕然としている。

 目の前には、小麦の穂、ひまわりの花、杉の若木、広葉樹の苗木が育っていた。


「これは一体どういうこと?」

「随分と、育つのが早いですね……」

「真心がどうのこうのってレベルじゃないぞ?」

「かみさまスコップで耕した畑ですから……」

「それしかないよな?」


 それ以外にも気になる事があった。

 生えている本数だ。

 なんで、3つの種から4本の植物に増える?

 わけがわからない。


「あ、それなんですけど、昨日食べたロランジュの房の中に種が入っていたので埋めてみました」

「昨日植えたのか。じゃあこの広葉樹の苗木がロランジュかな?」

「かみさまから買った種じゃないのに、こんなに早く育つとは思っていなくてビックリです」


 うん、僕もびっくりだよ。

 ロランジュの木って育ちにくいのにね。

 だいたい満足に実がなるまで10年はかかる。

 この調子で育てば2週間ぐらいで実が付くかもしれない。


 作物が早く育つのは畑のおかげなのか。

 種はかみさまから買ったものでなくても、何でも早く育つんだな。


 僕たちは小麦とひまわりを収穫した。

 なんでひまわりまで収穫したかって?

 食べる為だよ。

 お腹がすいてたのでおいしかったよ。

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