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かみさまスコップ ~神器で始める開拓農業ライフ~  作者: かわち乃梵天丸
第四章 神器と始める無人島生活
20/102

残りポイント

 これは美味しい!

 食べた事ない食感!

 食べた事のない味!


 さすが神様のくれたお品書きから出てきたパンだ。

 童女の神様でも、認めざるを得ない。


 あまりのおいしさに、袋の中に入っていた6枚のパンをミーニャと二人であっという間に食べてしまった。


「ふー、美味しかったな」

「すごくおいしかったです」

「こんな柔らかいパンを食べたのは初めてだ」

「食べた事のない幸せな気分になる味でしたね」


 お品書きをみるとかみさまポイントが10ポイント残っている。

 10ポイントだと水と、パンと、種が買えるみたいだけど食べられるのはパンだけ。

 食べ物はパンしか選べないね。

 まあ、他に食べ物が有っても、このパンをもう一度頼むと思うけど。

 あー、もう一度食べたいな。

 そうだ!

 残りのポイントで頼もう!


「もう一回注文できるから頼むか」

 

 僕が注文しようとしたらミーニャが止めた。

 なんで?

 もしかして、このパンが口に合わなかったのか?

 でも、ミーニャは先のことを考えていた。


「ジーンさま、ここでパンを注文したらそれだけで終わりです」

「どうした? 今日はお腹いっぱいだから、明日に頼むか?」


 ミーニャのいう通り、ここで連続して食べずに3日ぐらい開けてからの方がいいな。

 完全にお腹が空いてから注文した方がいいかもしれないな。


「そういう事ではありません」

 

 ミーニャはかみさまショップのリストを指さす。

 

「残りの10pでこの『お試し種セット』というのを買ってみませんか?」

 

 種セットか。

 かみさまスコップが有れば畑が作れるからな。

 食べたら消えてしまうパンを買うよりも、育てて増やすことの出来る種を買ってみた方がいいかもしれない。


「これなら、畑で育てて増やすことが出来るかもしれません」 

「ミーニャのお勧めだし、買ってみるか」

「畑を耕したことですし、こちらの方がいいと思います」

 

 たしかにミーニャの言う通りだ。

 僕がメニューの『種』の文字を押すと、手のひらに3粒の種が現れた。

 どれも違う種類のようだ。

 一つは小麦、あとの二つはなんだろう?

 穀物の種でないことは確かだった。

 花の種ではないことを祈るのみ。

 まあ、芽が出たらわかる事なので気にしない。

 

 僕は地面を耕すと、種を畑に植えた。

 これが収穫さえ出来れば食べ物が手に入る。

 それが僕らの明るい未来につながる事を祈って。

 かみさまポイント

 ――――――――――

 繰り越し 10ポイント

 ―――――

 -10ポイント お試し種セット

 ――――――――――

 合計0ポイント

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