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漢たちの狂宴

「……お前、男だったのか。」

「なんか文句ある!?そんな事より今、スカートの中を覗いたでしょ!

エッチ、スケベ、変態!!」

エッチとスケベはいいが、変態に関してはお前に言われたくねぇよ。


バキッ!カランカランカラン……


変な音が聞こえた方を見ると、マッチョ三人が猿ぐつわを噛み千切ってた。

あれ鉄じゃなかったかしら?おっそろしいわ~。


「姫、男だったんですか……」

姫って呼ばせてたのかよ。じゃあ今度から殿になるのかな?

「今まで嘘付いてたんですか……?」

「どうしてです……?」


「だ、だって、あんた達が幼女好きっぽいからそれに合わせただけというか

その、敵を騙すには観かたからって言うでしょ!!」

「俺達を味方に引き込むために女の子のフリをしてたって訳ですか。」

「う、その、ゴメン……」

ショタが素直に謝った。


「なんで、なんで……」

これはちょっとヤバイかもしれない。さすがにリンチされるのを

見たくはない。

「おい、お前ら「何で言ってくれなかったんですか!?」」


やべぇ、ぶち切れてる!!

「ロリじゃなくてショタだなんて……ショタだなんて……」

どうする、首輪はまだ残ってるからこいつ連れて逃げるか!?


「「「最高じゃないですかあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」」


「は?」「へ?」

なんかヤバイの意味が違ってきた。


「男の娘来た!!男の娘来た!!こ・れ・で・勝つる!!!!」

「お、俺はこんな可愛い子が女の子な訳ないって思ってました!!」

「おほっ!たぎるぜぇ!!」

ポチ、ダブルバイセップスをするな。


「あんた達……男の子でも引かないの?」

「引く!?何をおっしゃいますか姫!できればクンカクンカしたいです!!」

「あるものをなくすより、ないものを作る方が難しいじゃないですか!

つまり、あるって事は良き事だ!!」

「可愛いは正義!!」

タマ、サイドチェストをするな。


「じ、実はその……一人称も私じゃなくてボクなんだけど……」

「ぼ、ぼ、ぼ、ボクっ娘!!ボクっ娘!!万歳、万歳、バンザ~イ!!」

「お母さ~ん!!産んでくれてありがと~!!!!」

「あ、あれは去年亡くなったひい爺ちゃん。え?家の恥を知られたくないから

こっちに来るな?そんなこと言わずに……」

源三郎、昇天しようとしてんじゃねぇよ。しかも断られてんじゃねぇか。


「そ、そうだよね!ボク以上に可愛い男も女もいないもんね!

この美貌をみんなに見せなきゃ日本の、いや世界の損失だもんね!」

「「「その通りです!」」」


「あんた達!これからもボクの言う事聞くんだぞ!」

「「「モチロンです!」」」


「もっとボクを称えろ!」

「「「姫最高!!お○○○○ランド最高!!姫最高!!お○○○○ランド最高!!」」」


「さあ待たせたね!勝負の続き"ガァン!!"」

フライパンで思い切りぶん殴った。


「「「ひ……卑怯だ~!!」」」


いや、幼女だったら何か殴りづらかったけど男って分かったし

別にいいかなって。

それにしても特殊能力持ってるのに最強の攻撃がフライパンの一撃ってどうだろう?

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