表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

12/26

人の話を聞いてくださいよ

「すいません……」

俺の体が宙に浮いてる。

葵が胸倉掴んで持ち上げてるんだよね。

首も絞まってる。少し……いや、大分。


「くーくん、浮気はダメだよ?」

「はい……」

「あ、あの……君、さっきの子だよね?」

「はい?……あ、あなたは。」


さっきの?

「……お知り合いですか?」

「さっきね」



「やれやれ、お姉ちゃん達行っちゃったね。」

「早く追いかけないと!」

「待てぃ!」

私と男の子が呼び止められた。

この空間の中で動けるってことは、この人も能力使いかしら。


「君達は今、バトル中だね?」

「そうですけど……」

「聞きたい事がある。」

聞きたい事?


「パートナーは巨乳好きかい?」

……は?この人は何を言ってるんだろう。

「お姉ちゃんはショタ腐女子だよ。」

「そうか。君のパートナーは?」

「え?あぁ巨乳好きです。」

意味不明な展開に素直に答えてしまった。

それを聞いたとたん、呼びとめた人は走って行ってしまった。



「仲間を、いや同志を助けるために急いでいたからね。もしも負けていたら

乳ワールドが遠のいてしまうし。

……それより、そろそろ離してあげなくていいの?」

「え?」

「死ぬ……苦しい……」


「ぶはぁ!ゲホァ!酸素って素晴らしい!」

「も~大げさだよ。」

「能力者はそっちの彼でいいんだよね?」

それは俺も疑問だ。

実は葵も何か使えるようになってんじゃないだろうか?


「あれ?お姉ちゃんは?」

男の子が出てきた。

「さてね。隠れたまま出てこないよ。」

「しょうがないなぁ。」

そう言うと男の子はカッターを取り出し、自分の服を破き始めた。


「何してんだよ!」

「いや、ちょっと準備を……」

「準備ぃ?」

「うん、このくらいでいいかな?


お姉ちゃぁぁん!僕、知らない人にイタズラされちゃったよぉ!

僕の目の前でズボンを降ろして

○○が見たいのか?○○○○で、お前も○○○○、○○○○だな!

って言われて、お洋服切り裂かれちゃったよぉ!」


何か言い始めて、泣き出した。


「たっっっくぅん!大丈夫!?あぁ!こんなにお洋服ビリビリにされて!

怪我はない!?」

ショタ女が出てきた。

「怪我はないけど……奪われちゃった。」

ナニをだ?


「……殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す

殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す……」


ブツブツ言いながら、ゆっくりとこっちを見てくる。

正確には青年の方だろうか。


「俺、ナニもやってないけど!?」

「たっくんが、この天使が嘘付く訳ないじゃない!」


おい、その天使見てみろ。

”コイツ、チョロイわ”とか思ってるヤツの笑みを浮かべてるぞ。


「死んで償えぇぇぇぇ!」

「ハァッ!」


ショタ女が突っ込んでくるのに合わせて青年が炎を出す。

「効くかぁ!」

「嘘だろ!?」

炎が当たったのに構わず突っ込んでくる。


「オラァ!」

「がぁっ!」

そのまま青年を殴り飛ばすと、吹っ飛んで壁に叩き付けられた。


「マジか……」

今、ガードしてたろ?何であんな威力があんだよ?

「さて、あの男は殺すとしても悪い子には罰を与えないとねぇ……

選ばせてあ・げ・る。」


嫌な予感がする。

「ナニをでしょうか?」

「最初は振動するやつがいい?しないやつがいい?」

Oh……

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ