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エンカウント率高過ぎだろ!

昨日、あの変態の仲間だった少女に丸印を書いてもらった地図を見る


「う~わ~」

「どうしたの?」


やっぱり、学校の付近にも丸印がありやがる。

なんで、昨日は遭遇しなかったんだろうか?


「学校行きたくね~……」

「そんな事、言っちゃダメだよ?め!」


あぁ、葵がいなけりゃ地球が爆発してもいいというのに


「しょうがない、行くか」

「うん」


俺は学校へ行く準備を済ませる

葵はとっくに準備を済ませているらしく、我が家の台所へ行った。


「おはよう、葵ちゃん」

「おはようございます」


朝食はどっちかの家で一緒に取る事にしている。

今日は俺の家の番だ。


「うぉっす」

「うぉっす、じゃないでしょアンタは!葵ちゃんがいなけりゃ

何もできない穀潰しなんだから、邪魔しないように顔でも洗ってきなさい!」


息子に対して酷い言いようじゃないか?


「最初から葵ちゃんがウチの娘ならねぇ~

ね?お父さん」

「まったくだ」


両親揃って息子がいる事の大切さを味わって欲しいもんだ


「「「「いただきます。」」」」


そして4人で朝食を食べる。


「くーくん、慌てちゃダメだよ?」

「んがっ、ぐっ、んっんっんっ!プハッ!え?何だって?」

「も~」


そう言って葵は俺の口を拭いてくれる


「本当にウチのクソ息子は……」


息子にクソ付けるかね、普通?


飯も食い終わって、俺達は学校に行く事にした

「「いってきま~す」」

「はい、いってらっしゃい」


さてさて、どのルートを通って学校まで行ったもんか?

俺と葵は地図を見ながら学校に行く事にした


「大体の場所は分かっても、向こうには今の位置が分かる訳だしなぁ」

「そうだね」

「あくまで目安にしかならないのか、ちくしょう」

「でも知ってるだけでもマシだよ?」

「確かにそうなんだけど……」


ヤバイな、いつもより早めに出るんだった

ちょっと遅刻しそうだ


「葵、こっちの道行ってみるか?」

「え?こっちは遠回りになるけど」

「でも丸印は少ないし、走っていけば何とか」

「ん~おすすめはこっちかな?」

「え?こっちは敵が多いじゃんか」

「私もそう思う」

「そう?あまり変わらないんじゃない?」

「「……」」


「逃げるぞ!」


俺は葵の手を引っ張って逃げようとしたが、捕まってしまった。


おれが


「え?ちょっと?」

「あぁ……ショタのいいか・ほ・り」


今までロリコン相手だから忘れてた!

ショタコンもいるんだった!!


「離せよ!!」

「んふ~、お姉ちゃんがペロペロしたげよっか?」

「ちょ!舐め……はなしてください、おねがいします!」


貞操の危機を感じる!


「くーくん!」

「痛ッ!この小娘!」


葵が投げたカバンが顔面に当たった

ナイスフォローだ!

そこに男の子?が出てきた


「お姉ちゃん、さっさと気絶させればよかったのに」

「あぁ、ゴメンネ!?浮気じゃないの!信じてたっくん!」

「分かってるよ、お姉ちゃんは僕がいないとダメだもんね」


あ、葵が若干引いてる


「あの、ご兄弟ですか?」

「え、違うよ。そういうプレイ。」


な~んだ、そっか

それなら安心だね!


「お姉ちゃんね?あの子とたっくんの絡み合う姿を想像して

もうたまらなかったの!」

「相変わらず変態だね」

「もっと言ってぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」


俺を巻き込むな!


「その姉ちゃんは何者だよ!!」

「お姉ちゃんは腐女子のショタコンで救いようのないド変態なんだよね」

「ウオォッ!……フヒッ!ウヒョホホ!

ショタの言葉攻めとか、もう死んでもいい……」


じゃあ死んでくれよ!


「お前、男と絡み合う姿を想像されてんだぞ!なんとも思わないのか!?」

「だって僕、バイだし」


あ、詰んだ

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