プロローグ
それは突然の出来事
人類は未知の恐怖に晒されていた
「お、俺の体が!?」「あたしの胸が!!」「何なんだ一体!!!?」
それは
「「「小さくなった!!」」」
急に子供に戻る病気が流行した。
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俺の名前は神林 空 16歳
14歳くらいまで普通に生活していたが
世界に蔓延した病気 【身体幼児退行病】 に掛かってしまい
見た目は10歳くらいの状態に戻ってしまった。
人により誤差があるらしいが6~10歳くらいの姿のまま死ぬまで成長しない
原因不明・治療不可の厄介な病気
だが俺はそれでも幸せだ。
毎日の日課は起きたら
「神様、この世界で俺と葵を一緒にしてくれてありがとうございます!」
と祈るのだ。
それは何故か?葵とは?
一之瀬 葵は俺の家の隣に住んでる幼馴染で
ちょっと天然だが可愛くて、今でも窓から入ってきたり朝に
起こしてもらうような間柄だ。
そしてなにより
《胸がデカイ!!!!》
何て言っても
《胸がデカイ!!!!!!!!!!!!!!!!!》
もうね巨乳好きの俺にとってはたまらんのですよ!
葵のことは子供の頃から好きだったが、胸がでかくなってから
もう止まらんとですよ!
俺が小さくなったときも、こうギュッとしてくれて
「大丈夫だよ。くーくんはくーくんだもん。」
ですって!フハッ!
そのときは服とブラ越しだったけど、柔らかいったらないんだよ!
推定Hカップ…なのにスレンダー
もう俺勝ち組だよね!
葵を逃がさないために人目をはばからず愛の言葉を囁き
記念日にはプレゼントを用意し、好感度を上げまくったさ!
子供の姿でいる事がハンデにならないくらい準備万全だよ
ほぼ、いや確実に100%相思相愛だね!
この世に生まれてきてホント良かった…
葵が来るのそろそろかな
「くーくん起きて」って言われながら揺すられると
お胸様が一緒にゆさゆさと
それを横目でしばらく堪能できる時間
おぉ神よ、あなたは素晴らしい
あれ?来ない?
いつもならそろそろのはず
っていうか窓の外で何か動いてる?
あれは何だ?
仕方ないが眼福タイムは後回しだ。病気とかだったら大変だしな。
俺は窓の外と葵の部屋を確認するためカーテンと窓を開けた
シャッ!カチッ、ガラガラガラ
下を見ると
「…くーくん、どうしよぉ」
涙目になった10歳くらいのペタンコな葵がいた。
――神は死んだ