注意事項の第1芽
我、師に出会う。
そこで生きていくには様々な生き方だったが、師、我に栄光を与えてくれた。
尊敬する人に出会えたなり、我が身は、うれしい。
師に、何もできんということが悔いである。
せめてこのちっぽけな身体があるが故に、我は無味である。
味こそないが、無い味がある。なんつって、俺はバカか!
そんな風に毎日が過ぎ去っていこうとしてるのである。
カタストロフの礎さえ守ればこんなことにはならなかっただろうに、師はまさにカタストロフの礎を守っていた。
だが、皆の衆は守ってはいなかった。
師は、礎の隅々まで守っていたのに関わらず、皆は守らなかった。
そうして、世界の9割が絶滅したという。当然のことだが、師の近くでは、そういった世界規模の災害には至らなかったという。
私は、そのような人と出会えるようなことが奇跡・・・いや万人の塊のようなものでもあるとも捉えた。同時に、カタストロフの礎は凄いと思った。その礎もほんとのところは凄い。凄いのだが、皆しばらくは礎をやっていたそうなのだが、皆がみんなそうでない故にやめる人も多いのだ。
そして時の流れとともに、流行は消え去っていくようにそれは重要視されなくなっていく。
そして消えゆく中で、こうなってしまった。
カタストロフの礎は、今も続いている。
なぜならばこのような事態が起こったのは、カタストロフの礎に記されてある注意事項があるからだ。
たぶん、お分かりだろうが、こうなってしまったのは、注意事項を守らなかったせいだ。
些細なことでも、怠っていると大きく返ってくるものだ。
それがその結果だろう。
注意事項は3つある。
1つ目は注意事項を守る。
2つ目は環境を守る。
3つ目は悲しいニュースを無くす。というものだ。3つ目の何って話だと思うが、重要なことである。
そこで、カタストロフの礎とはどういったものなのかをお教えしよう!
簡潔にいうと、空から落ちてきました。
そしていろいろな、学者が研究を研究に重ね、それが、わかったのである。そう、これこそがカタストロフの礎なのである。どうだ、すごいだろう。んっ?『空から誰かが落としたんじゃねーかって?』そんなことはない!なぜならば、上空5000メートルから落ちているからだ。
普通の本ではぐしゃぐしゃになっているだろう。
それに硬い地面に落ちて傷一つなかったというから恐ろしい。
カタストロフの礎はまさに神の天罰といってもいいだろう。
そしてこのカタストロフの礎だが、注意事項の方はというと、さほど多くはない。
そしてこの本、すごい文字で長々と書いてあるが、1つ1つが長いんだそうで、読むとき読むときが長いんだそう。そしてひとつひとつ解読して読まないと、いけないからめちゃくちゃ時間がかかったそうで、1つ目で注意事項を守るのだが、これが1000ぐらいあったそうで、結構同じ内容もあったみたいなので、少ないんだとか…
2つ目に環境を守るってあったんだが、これまた研究者が解読上手くなったりして、すぐ解けたみたいでこの後も順調に全部解いたら少なかったんだとか…
でも注意事項では10のことを守らなくてはいけないみたいで、そのことが意外と簡単な内容ではあるが結構きつかったりする。書いてある注意事項は、こうだ。
注意事項
第1世界が滅びます!
第2ゴミを増やさないでください。臭いです。
第3やる気を出してください!
第4が何かにハマってください。
第5落ち☗ないでください。
第6上を向いて歩いてください
第7駆け上がってください。
第8続けてください
第9残し続けてください
第10やらないかもしれないから世界が滅びます
と書いている。
僕にはこれを見たとき、大体わかったような気がした。そしてなぜかこれを見たとき僕はなぜか心が落ち着いた。だからその日、初めて心がすっーと軽くなって飛んでいきそうだった。
皆が見たときは、なんだこれと軽蔑していたが、僕にはこれをリスペクトできた。