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エンドレス レクイエム その6

パトレシアはジャック・ギャザリスが落ちていく姿を追いかけていた。




[間に合ってくれ!戦いが終わればノーサイドだ!私が保護する]




ジャックを追い越し下でキャッチする。



[ヒューアブねえ。ピクシー!来てくれ!][アイヨ。まったくお前は。無茶しやがって。俺が貸した器なんだぜ。今のあんたは][ヘヘヘヘ。こいつを止めるには多少な。無茶は承知さ。さあ帰ろうか]パトレシアはピューと指笛を吹く。



荷馬車が飛んで来て、パトレシアの前で止まる。




[お前も乗るかい?ピクシー][イヤ。俺は後始末がある。先に帰れよ][そうか?ジャーまた後で。アアそうだ!ジャック・ギャザリスはどうなる?][どうなる?勿論、罪人だが。聖杯を破壊し、世界を混乱に招いた人間だからな][向こうで一緒に暮らしたいんだ。生命の活動をツマミに一杯やったりな][わかった、わかった。好きにしろ!お前が狩った獲物だ。報告書は遅れるなよ][アア。ジャーなー]




パトレシアは荷馬車を操り黄泉の国へと帰る。





[主よ。これで良かったのだ。お前と一緒に暮らすさ。森から追い出され人間を恨み、拾われたのが主だったな。森の仲間も元気にやってるさ。向こうで。紹介する。良いやつらさ。さあ帰ろう。俺達の住みかに]振り返るとジャック・ギャザリスの胸に小さなバラの花が咲いていた。[カオスリリーか。もうこんな物いらないな]パトレシアは抜き取りフーッと息をかける。




赤いバラを撒き散らし。黄泉の荷馬車が霞の中、消えて行く。何処へ行く宛も無くパトレシアは荷馬車を引いた。




[さて、俺はもう一仕事。数珠を託した奴を見守らなきゃな]




神の遣いアドニスと仮面邪教僧のリーパーは邪神の欠片を追っていた。





[ところであんた、封魔の印を何処で覚えたんじゃ?][初めて使うが][ヒョッヒョッヒョッ。最近耳が遠くてな][初めてだ!悪いか][ヒョッヒョッ。ルーキーかい?][そうゆうあんたは何人狩ったんだ?じいさん][わからんのう。100までは数えられたんじゃがの][100?ソリャースゲーな。俺も虫位なら1000位、狩ったな。覚えて無いが]




二人はつばぜり合いをしながら邪神の欠片を追った。





続く

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