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エンドレス レクイエムその2

ジャック・ギャザリスとパトレシアは向かい合い語り合っていた。[パトレシアよ。私には用がある。あの、ガントレッドオーブを手に入れ、仮面邪教僧に忠誠を誓わなくてはいけない。お前との対話はその後だ]言い終らないうちにジャックは飛空挺ジュブナイルに急いだ。空を飛び全速力で向かう。



我が中にある、邪神の欠片よ。今一度、燃え上がるのだ。あの宝珠を我が手に。この邪神の欠片で世界を制すのだ。




[まだ、わからぬのか?主よ。貴方の奇行を許す訳にはいかない。やむを得ぬ。もう私の知る主はいないのだ!できれば争いたくはなかった]パトレシアはジャックよりも早く飛び、仁王立ちしていた。




[そこを退け!パトレシアよ!主の命令が聞けぬのか!]パトレシアはジャックのみぞおちにパンチを叩き込んだ。[ガハッ………パトレシア………お前………][言ったはずだ。お前を止めに来たと][キサマー!冥界に行って血迷ったか!力を!世界を制す力が欲しく無いのか?][望まぬ!共に冥土に送り届ける!欠片と共に!][パトレシア!勝負といこう]






[ホウ。仲間割れとは見物じゃのう?アドニスよ][それで解決するならな。二人にはすまぬが][ヒョッヒョッヒョッ………これだから生命は利用価値がある。そうじゃろうが神の遣いよ][そうかもな。じいさん。処刑人などいらなかったんじゃないか?][ヒョッヒョッヒョッ。狩に来ただけじゃよう。ワシは][………デ?お前は?][………アッハッハッ………ばれちゃいましたか?初めまして。ピクシーと申します。冥土の遣いですかね?名刺要ります?][ピクシー?冥土の遣い?][エエ。パトレシアの上司ですが。聞いてませんか?][ヒョッヒョッヒョッ。ジャック・ギャザリスの迎えじゃな?ワシ等が興味あるのは邪神の欠片じゃ。肉体はくれてやるさ][アノ〜………ソノ〜………実はですね、邪神の欠片もなんですよ。邪神の欠片モ、持ち帰れと。モ、なんですよ][ピクシーよ。貴方は我々の側なんですか?]アドニスは聞いた。[ン〜………まあ、そうしときますかね?群れるのは嫌いなんですがね。アア。アドニスさん。ちょっと良いですかね?向こう][向こう?][ここじゃー………ネェ]ピクシーはリーパーを見た。[……気まずい話しなんですよ。ワイロみたいな物です][わかった。向こうで話そう]




[時間が無い。ピクシーよ手短に頼むぞ][これが彼の命の砂時計です。まだ、時間はありますから。ホラ。後、一センチ位かな?それよりアドニスさん。貴方に頼みがあります。これをお受け取り下さい][これは?][冥土の木の実、沙羅の木で作った数珠。沙羅の数珠です。差し上げましょう][………コッ…………これは?][冥界王からのプレゼントですから。渡しましたからね。確かに][………冥界王?][聞いてませんかー?邪神の欠片を封印しろと。それには数珠が必要なんですよ。何の武器も持たずに来るなんてどうかしてますよ?神の遣いさん][……アア。ありがたい。急いで来た者でな。数珠は使わせて貰おう。インフェルノ様に礼状を書いておこう。インフェルノ様から冥界王に礼が行くと思う][それでは。宜しく。もうすぐ時間ですから。ホラ。もうこれしか無い]ピクシーはジャックの命の砂時計を見せた。





ピクシーは邪神の欠片の封印をアドニスに託した。アドニスは腰に着けたポシェットに数珠をしまった。




フン。ぶっつけ本番で浄化の議か?荷が重いぜ。冥界王の依頼なら、断れんがな。






続く

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