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放課後君は夜と踊る。ハリボテの月を俺は撃つ。  作者: 空野子織
第1章:黒海銀一郎、彩命術と出会う。
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005 目覚めたら神保町、なんとか社会人らしく


 すごく甘い夢を見ることができて、夢から醒めたくなかったけれど、身体は正直なもの。尿意を催し喉も乾き、渋々ながら目を覚ます。

「重い……頭より身体より、現実が、重い……」

 今日は月曜日。自殺に失敗したのが先週金曜日。彩命術師を名乗る二人の女性と会ったのは土曜日。土曜の深夜になにがしかの必殺技的な呪詛を受けて意識を失った俺は、昨日一日、ほぼ起き上がることが出来ず、熟睡するばかりだった。意識が戻った時間帯もあったが、水分補給と歯を磨くのが精一杯。後はただただ眠るのみ。

 そのおかげで、今朝は幾分、意識がはっきりしている。時刻は朝8時。集合住宅の一室であろうと思われる部屋には、俺一人しかいなかった。

 今日、いや昨日から、文代(あやしろ)すずりさんという23歳の女性の部屋で共同生活させてもらうことに、確かなったんだった。

 この部屋の主であるすずりちゃんは外出しているようで、部屋にはいない。ベランダから外を眺めると、上半分に春らしい雲の多い晴天、下半分にくたびれた雑居ビルばかりの街並みが広がっている。この部屋は地上15階位だろうか。神保町の街並みを南北に分断する靖国通りの流れが、かなり遠くに小さく見える。どうやらタワーマンションらしい。いいとこ住んでるな。家賃大丈夫なんだろうか。


 ざっと一室全体を一周してみる。玄関に一番近い部屋だけドアが閉められているが、それ以外のドアは洗面所やトイレも含めて、半開きの状態になっている。ドアが閉まっている部屋以外は入ってくれていいですよって、すずりちゃんのメッセージに思われる。

 部屋の間取りは3LDKか。一人で暮らすには広すぎる。今は死に別れてしまったという両親と、一緒に暮らしていたんだろうか。俺が寝かしつけられていたのはダイニングと隣り合っているリビングルームで、そこに空気で膨らむ簡易ベッドを用意してくれていたようだ。この部屋に、車椅子で運ばれたんだろうな。簡易ベッドの傍のローテーブルには、俺が土曜日着ていた服が洗濯済みで畳んであって、その他タオル類、シャンプーなどのトラベルキットが置いてある。すずりちゃんが用意してくれたようだ。

 隣のダイニングに目をやると、中央のテーブルの上には常温保存の効く食料品が乗っている。栄養ゼリーにパックごはん、グラノーラ、レトルトのスープ、野菜ジュース、ペットボトルのお茶。そして、それらを食べるための使い捨て食器類。すずりちゃんの書き置きもあった。


「朝少し外出してます。冷蔵庫にはヨーグルトもあります。好きなもの食べてください。すずり」


 わざわざ筆ペンを使って、綺麗な筆書きで書かれている。達筆すぎて読めないということもなく、すんなり読めるしなやかな字。へーすごい、と素直に感心する。

 彼女が帰ってきたときに、自分の身の回りのことが何も出来ていないと申し訳ないので、紙コップ一つと栄養ゼリーだけ頂いて最低限の補給を済ませ、ささっとシャワーを浴びて、ヒゲを剃り、土曜日着ていた服に着替える。

 ちなみに、目が覚めたときの俺は、彼女たちが用意してくれていたと思われる部屋着になっていた。下着もしっかり変わっている。俺はほとんど意識なかったはずなんだけど、女二人で着替えまでやったんだろうか。確かに介護方面の事業もやってるとは言ってたけど、お○んちん見られちゃったのかしら。あと下っ腹。まだそこまでひどくないけど、つまめる程度にはたるんでいる。正直この裸を見られるのは恥ずかしい。足だって臭くないわけなかったろうに。

 向こうには向こうの理由があるのだろうけど、かなりの高待遇というか、手間かけて世話してもらってると感じる。自分以外の誰かに、こんなに面倒見てもらったのは、幼稚園の頃祖父母の家に泊まったとき以来だ。俺にここまでお世話してもらうだけの価値があるとは正直思ってないので、先方の期待に応えられるか、心配になってくる。



「あーだめだ。とにかく落ち着いて、頭の中整理しないと」

 栄養ゼリー一つでは全然頭に栄養が行かないので、恐縮しつつ、もう一つ頂く。お茶ペットは開けないで、紙コップで水道水をもらって、ベランダから外を眺める。

 東向き。眼下の神保町の先には、神田から日本橋、大手町、丸の内、かなり遠くに品川と、東京中枢の東半分が一望できる。

 90年代後半から、東京各地は大規模な再開発が続けられている。六本木、丸の内、日本橋、品川、汐留、虎ノ門、日比谷、渋谷……。この再開発はまだまだ続き、麻布台(あざぶだい)とか常盤橋(ときわばし)といった聞き慣れない土地にも巨大な高層ビルが建つ。新宿もまだまだ変わっていく。

 一言で言ってしまうと、東京を「日本人同士で仕事をする街」から「世界中から遊びに来てもらう街」に作り変えるための再開発だ。一連の再開発を眺めていると、あと30年もすれば東京から日本人がいなくなるんじゃないかって気にもなってくる。そんな中、神保町は再開発の流れから、やや取り残されている感がある。本の街、学生の街、カレーの街として知名度はあるけれど、大学の他に立ち並ぶのは、築40年超えのくたびれた雑居ビルばかり。


 すずりちゃんは、どうしてこの街で暮らしているのだろう。

 この街は10年後、どんな街になっているだろう。

 いやいやいや。今は街の心配ではなく、己の心配か。とにかく、状況を整理しなければ。


 当面の最重要課題は、衣食住をお世話になる、すずりちゃんとの信頼関係、いや信用関係を作ることだ。ここまでの扱いから、それなり信用されてそうだけど、こちらは一昨日まで自殺寸前だったメンタル怪しい失業者。なにかの拍子に俺がプッツンといかないとも限らないし、しばらくの間は、突発のアクシデントとかに遭遇しないようにしたい。あとはお金とか生活用品とか身分証明とか、社会生活に必要なインフラ一式を揃えて、彼女たちの仕事に参加するための準備を整える、そんなところだろうか。

 すずりちゃんのプライバシーに踏み込んでしまわないよう注意しつつ、マンションの一室全体を詳しく見て回る。俺が寝ていたリビングからダイニングはひと続き。テーブルイスの配置を見る限り、4人程度までは寝泊まりできるようになっているようだ。すずりちゃん本人と、今はいらっしゃらないご両親以外にも、会社関係?友人?の来客もあるのかもしれない。玄関にもそれなりのスリッパが用意されている。


 キッチンの食器棚にも食器類が一定人数分、収まっている。しかし、あまり積極的に料理はしないようだ。フライパンや包丁まな板に、ほぼ使われている痕跡がない。冷蔵庫開けてみる。ヨーグルトの他は、お茶ペットや少量の調味料、チルドの惣菜パックに冷凍食品。野菜や生卵がない。バターもないな。おや、コンビニに売ってるゆでたまごがストックされている。ゆでたまごすら作らないということね。IHコンロに目をやると、周りにサラダ油がないな。油は……オリーブオイルしかない。生野菜にドレッシング代わりにかけているのだろう。キッチンをもう少し見渡すと、電子レンジはあるがオーブンがない。炊飯器はあるが、そうとう型が古い。パックごはんがあって、お米がない。改めて冷蔵庫に戻る。味噌なし、豆腐なし。キッチンのシンクには三角コーナーあるが、コーヒーと紅茶のパックしか入ってない。ゴミ箱をチェック。生ゴミが全然ないな。うむ。こりゃ本格的に料理しない系女子である。小柄な身体だから、あまり食べないんだろうけど。


 ここで一つ思い至る。


 キッチンシンクの水道蛇口まわり、そして排水溝の奥まで、汚れの状態を詳細に点検する。具合は……うん。排水溝奥が相当の長期間、きちんと洗われていなくて黒ずんでいる。ものすごくベットリと汚れている訳ではないが、これはアレだな。ラーメンの残り汁流してないんだろうな。1年に1回、ハイターにつけ置き洗いするくらいかな。用意してくれていた食事にカップ麺なかったもんな。身体に悪いしシンクは汚すしで、カップ麺食べないようにしているのかも知れない。蛇口周辺の水垢(カルキが乾いて白く固着しているもの)もそれなり溜まっている。まぁこれは、知ってる人じゃないと落とせないからね。

 先程お借りしたお風呂をチェック。排水口に髪の毛はたまってない。シャンプー類は風呂の外に置くようにしているようで、ボトルは汚れてない。ユニットバスのFRPに赤カビも黒カビもないが、触ってみるとザラっと粉っぽい。石鹸カスの堆積はそれなりかな。キッチンと同じく、「あまり汚さないように気をつけているが、念入りに掃除をしているわけではない」ことが伺える。

 トイレ行くぞ!

 勢いよくトイレのドアを開けて、まずは手洗いシンクの下の棚をチェック。トイレの掃除を、どんな道具でやっているか確認する。一般家庭用の柄付きスポンジと流せるトイレシート。トイレ洗剤のスプレーボトルもあるが、ほとんど使ってないな。普段は流せるトイレシートだけで済ませているのだろう。手洗いシンクは落としがいのある水垢汚れ。洗面台ボウルは水垢で曇り、全く光沢がない。まぁこれも仕方ない。次、便器。便座を上げると、さすがに便座の裏は掃除されている。では便器本体は。喫水線(トイレ大便器にたまっている水の、水面と便器が接する部分)にそこそこ太い、ネズミ色の線ができている。ヌメッとはしてないから、週一回くらいは柄付きスポンジでこすってはいるだろうけど、それだけだと、この喫水線にできる水垢はとれないんだよね。便器のリムの手前部分は、、、まだ見ないほうがいいかな。今回はスキップする。便器の奥、貯水タンクの脇の部分を見ると、やはりそれなりのホコリが積もっている。トイレ室内は意外とホコリが溜まるのである。トイレットペーパーをカラカラ使う度、紙の繊維が細かく千切れて、舞ってしまうから。そしてそして。温水洗浄ノズルと、温水洗浄便座を外した先の、便器と便座の接合部については。。。うむ、予想通りの状態であった。ごくごく平均的な家庭のレベル。ほとんど悪臭はないし、ぱっと見不衛生ではないけれど、一般的な家庭用トイレは、普通のお掃除をしているだけでは、実は相当汚れているのである。

 11年やってた清掃会社では、ビル清掃メインで、ハウスクリーニングこそやってなかったが、当然トイレ清掃はやっていた。女子トイレもお客さまがいない深夜帯に、普通にやっていた。サニタリーボックスの中身も普通に回収してました。仕事ですから。キッチンシンクはオフィスビルの給湯室で清掃してたし、フィットネススタジオ併設のスパ清掃で、シャワー室の清掃も経験済みだ。

 うむ!今日明日とはいかないかもしれないけど、これからお世話になる身の上、この水周りは一通りリセットしてあげよう!(清掃会社では汚れの状態がゼロになるまで徹底的に手を入れることを、リセットと言います)


 バックレといてこういうこと言うのもどうかと思うけれども、清掃の仕事に対しては心から敬意を持って、真摯に取り組んでいたのである。これからお世話になるこの一室を綺麗にできれば、今よりももう少し、自分の事を信じてやれるだろうか。


 水周りの状態を念入りに調べていたら相当時間が経ってしまっていた。全室見れたわけではないけれど、すずりちゃんが帰ってきそうな気配?をなんとなく感じたので、リビングのソファーに座り、待機。主の帰りを待つ。



★ ★ ★ ★ ★



「ただいまですー」

「あ、おかえりなさ…い?で、いいの?」

「はい、そうです。少しずつでいいですから、慣れていきましょうね。気分、体調はどうですか?何かゴハン、食べられましたか?」

「身体に異常はない、です。栄養ゼリーだけ、少しもらいました」

「ですます調は止めてください。遠慮するのもダメ。私よりずっと歳上なんですから。タメ口きいてください」

「でもさ、年頃の、ほぼ初対面の女性といきなり共同生活だよ?彼女いない歴イコール年齢のオジサンがだよ?緊張しないほうが無理だって」

「そう言いつつも、やたら落ち着いてないですか?後、共同生活じゃないですよ。同棲です、同棲」

「「同棲」なんて単語聞くだけで、胃がもたれるわ…うぇっぷ」

「結構ガチで女嫌いですよね……やっぱりゲイ?」

「ゲイではない。繰り返す。俺はゲイではない。男女を問わず、誰かといるのがしんどい。出来る限り、一人でいたいの」


 すずりちゃんがジリジリと近づいてきて…「うりゃっ」って抱きついてきた。首から上が両腕に収まり、こめかみが胸に当たるが、俺は無反応。温かいというより、とりあえず暑い。俺の頭臭くないかな。さっきシャワー浴びといてよかった。


「反射的に拒絶するでもなく、見事に無反応ですね。風俗行き慣れてるわけでもないんですよね?」

 孤独を纏った俺カッケーとか、独りの自分に酔いしれている訳では、決してない。周囲に人がいなければ、自分がボロを出す心配がないから、「正常な人間のフリ」をしなくていいから、どこかが壊れていることを隠さなくていいから、気が楽。それだけの話。

「君のことが嫌だって訳では、まったくないから。じきに打ち解けていくと思うから。慣れるまで少し待って」

 そう言いながら、すずりちゃんをほどく。気を悪くしないよう、ゆっくりやさしく丁寧に。

「うーむ。ひとまず、体調が落ち着いていることは分かりました。自律神経も乱れてなさそうですね。……ではお昼まで、今後のことを相談させてもらってもいいですか?」

「承知。コーヒー入れさせてもらうね」

「そうそう。遠慮ダメですよ」



 コーヒーはややハイグレードの個別ドリップタイプ。すずりちゃんは自分用のマグカップ。俺は紙コップ。

「マイカップも用意したほうがいいかね?」

「お父さんとお母さんのお古、まだ処分してないんですけど、それ使うのは嫌ですよね?」

「嫌ってことはないけど、陶器でしょ?万が一割っちゃうと申し訳ないから、実家から持ってくるよ。ステンレスの割れない奴あるから」

「そのうちでいいですよ。紙コップは遠慮なく使ってください」

 こんな感じで、生活の中の細かな約束事を、一つ一つ相互了解していく。ハブラシはどこに置けばいい?ボディーソープは別々の使う?洗濯用洗剤何使ってた?洗った洗濯物は外干し?部屋干し?乾燥機?靴は下駄箱に入れる?朝食は和食?洋食?その他?共通のメニューでOK?食器の後片付けは毎食ごと?夕飯後に一括?などなどなど…。数え上げればきりがないけど、生活の中の些細な食い違いが、大きな不満になっていかないように、一つ一つ確認していく。当然、家事の分担も話し合って決める。家賃の折半などお金の話もしたいところだが、不確定要素多すぎるので、一旦保留。

「銀一郎さん、本当に女の人と一緒に住んだこと、ないんですか?いえ、私も今回が初めてですけど、なんかこう…慣れてません?女の人と暮らすの」

「彼女いない歴42年でもね、「女性と一緒に仕事してきた歴」が20年以上あるからね。そこは年の功でござる」

 女性は24時間365日、女性をやっているわけではない。彼女や奥さんは、ママの代わりじゃない。その2点をわきまえておけば、大失敗はしないと思われる。


 その他に大切なのは、相手が嫌がりそうなデリケートな事柄を、尋問みたいにネチネチ聞き出そうとしない事、だろうか。

「一番好きなコスチュームは?」

「リクルートスーツ」

「二番目に好きなコスチュームは?」

「一部の中学に残ってる、ジャンパースカート型の学生服」

「一番好きなショーツの、色と形状は?」

「黒のボーイレングスっていうの?レースならなおよし」

「二番目に好きなショーツの、色と形状は?」

「限りなく白に近い水色の、ヒップの縁がレースになってるフルバック」

「女性の身体で一番好きなパーツは?」

「鎖骨」


 大切なのは、相手が嫌がりそうなデリケートな事柄を、尋問みたいにネチネチ聞き出そうとしない事、だろうか。


「一番好きなソックスは?」

「白の、三つ折りソックス」

「理想とする女性の胸囲は?」

「75」

「3次元と2次元、好きなのはどっち?」

「2次元」

「好みのヘアスタイルは?」

「腰くらいまでの長さのツーサイドアップ。髪の色は薄紫。ウェーブかかってるとなおよし」

「一番好きなプ○キュアは?」

「すまん。ポ○モンとプ○キュアは分からない。ジェネレーションギャップだ。申し訳ない」

「女性の身体で一箇所、匂いを嗅ぐとしたらどこがいい?」

「足の裏。つま先じゃなくて、つちふまずのあたり」

「女の子のデリケートゾーン、生えているのと剃ってあるのと。どっちがいい?」

「剃ってあるの」

「もし生まれ変わって、もう一度赤ちゃんやるとしたら、母乳と粉ミルク、どっち飲みたい?」

「粉ミルク……って、あーもう!ストップストップ!やめてよ、もう!いいですか!?40過ぎたオヤジなんてね、若い女性からしたらゴブリンか何かなのかもしれないけれども、それはしかたないけれども、そんなゴブリンにだってねぇ、一抹のデリカシーがあるんですよ!やめてよ!エロい方向にイジるのやめてよ!」

「だってあまりにも即答するから。それも無表情で」

「この手のイジリに対してねー、いちいち照れたり過剰に反応するのはダメなの。面白がってどんどん非道くなるから。完全シカトだと「つまんねー奴」ってなるし。今までもねぇ、散々イジられてきたんですよ。そんな俺にだってねぇ、心があるんですよ心が!」

「銀一郎さん、なんかイジりたくなるんですよねー」

「やめろぉお!」




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