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いつか終わる物語  作者: むらさき毒きのこ
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呪われ女子と言わないでください!

元・超絶霊感女がいっしょうけんめい考えた、霊感を無くす方法です。

 前々回の内容「呪われ女子の一生」に関して、なんかこう、困っている人の役に立つ話にならんかなあ、と考えたのですよ。なぜかというと、呪われ女子というのは、いわば業が深い、かわいそうな女と言い換える事もできると思うんです。「なんでこうなっちまったかなあ」と周囲の人は呆れているだろうし、本人もしんどいと思うのですよ。自分自身の事が。少なくとも私はそうだった……


 そんなわけで、呪われ女子が、もう呪われてない女子になるにはどうしたらいいのか、一緒に考える企画をやろうと思うのです。題して「呪われ女子と言わないでください!」。それでは始めます。


 ここでいう呪われ女子とは、宗教やオカルト、スピリチュアルの世界にハマり過ぎて、周囲から完全に、または微妙に浮いている女性の事をいいます。男子でもいいですよ!

 当然ながら、信仰を持つことにより周囲の人たちの助けになっている人に関しては、呪われには分類いたしません。あくまで、思想信条が原因で周囲を困惑させている人に限ります。


 いきなりですが、このエッセイを読んでくださっている奇特(!)な読者は、目に見えないものを信じますか。例えばそう、PM2.5とか……ちゃうちゃう。いわゆる、人間であって視力が正常で、顕微鏡とか使えば誰でも見ることが出来るようなものでなくて。そう、幽霊とか、そっちのやつです。みんながみんな、見る事ができないやつ。そんなんおらんわ! って人は、まあ、そうだよねえ、と返事しておきますね。とりあえず、話進めます。


 霊っていうのは、見え方があるんですねえ……はい、こっからは、超絶霊感女時代の記憶を元に語りますよ。毒されないように注意してくださいね……そう、霊というのは目で見るものではないのです。それは、五感以外の目で見るんですね。なおかつ、見たものが現実と繋がります。脳内のみで「感じる」ものを、霊とはいいません。

 また霊は語りかけてきます。何を言っているのか分からなくても、その姿は何かを象徴しています。それが何なのか分かるのは、明日かもしれない。または一か月後かもしれない。または、人を通してメッセージが告げられる事もあります。霊というのは、妄想でも空想でも病気による幻覚・幻聴でも無いのです。それは、私たちとなんら変わらない存在なのです。


 というような事をですね。もしもあなたのきょうだいや友人が語り始めたら、かわいそうになあと思って生ぬるい目で見てあげてください。本人はいたって真剣に語っているのです。それに、どこかの宗教団体や何かの思想に傾倒している場合は、もしかしたら「私は神に選ばれた人間なのだ」と、使命感を持ってあなたに「霊の話」をしているかもしれないです。うざいだろうけど、九割九分は聞き流す感じで、もしも嫌でなければ、友達でいてあげてください。あなたに金を出せ(お布施をしなさい、開運グッズを買いなさい)と言わない限りは。


 私は色んな開運グッズの購入や先祖供養の献金、それに悪霊を体から追い出す修練会に参加したりなどしましたけど、やればやるほど人生が詰む感じがして、最終的にウツになり、東尋坊の先端から下を覗くまでになって初めて「このままではだめだ」と思うに至ったのでした。

 その時、私の脳に奇跡(?)が起きたのです。なんと、霊の事などどうでも良くなったのでした。そして思ったのです。

「天罰でも何でもくるがいいさ。神がもしもいるのなら、やれるもんならやってみろ!」と。そして、今に至るのであります。

 そう、霊や運を気にしなくても、人生は続いたのです。むしろ、霊や運の事を気にしない方が、辛くない人生であることを発見したのでした。(私の場合ですが)


 なんだろうなあ。

 呪われて疲れているそこのあなた。もしもできるならば、周囲の、心配してくれている人に、ちゃんと謝ってみてください。そういう人はいない、という方はですね。ぼちぼち、生きて行ってください。

 ただ、生活している範囲にいる、心配してくれている人に対して、霊とかそういうものを抜きにして、ちゃんと、単なる人間として、ありがとうと思えるか、考えてほしいのです。ネットとか、顔が見えない関係の人じゃないですよ。ちゃんと、あなたの本当の姿を知っている人と、向き合ってみてください。

 それが出来るころにはあなたはおそらく、呪われ女子ではなくなっているはずです。


 そう、私は思います。

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