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いつか終わる物語  作者: むらさき毒きのこ
34/70

1.あの日彼は「笑うな」と言って怒っていた 2.軋む心

『あの日彼は「笑うな」と言って怒っていた』


人に笑われて

ある日教室で

ガラス窓にこぶし突っ込んで

ひじまで裂けた奴がいた


流れる血が 

ゼリーみたいに固まって

ぶらりぶらりと揺れていた


笑うって怖いね

人の心を壊すんだね

ついでに体も破壊する

時もあるんだね


***


『軋む心の音』


怒る人を見て

悲しい気持ちになった

あれは心のきしむ音だよ

弱い人間の出す声


許さない

謝れ

逃げるな卑怯者

説明してみろよ

学校出たんだろ


想像してごらん

この文字だけの表現の場で

真実がどのくらいあるのか


いい人と思われたい人がいて

怖い人だと思わせたい人がいて

かわいい子供だと思わせたい

大人がいるじゃないか


どこに真実があるというんだろう

何も分からないのと変わらない

ただ

印象的な風景があるだけ

なんじゃないのかい


どこに

人の真実の姿が

あると

いうのかい

そんなものはどこにもない

あるのは

そう見せたい人の

欲望があるだけ

なんじゃ

ないのかい


弱い人間が今日も

怒っているよ


謝れ

真心こめて

納得するまで

まだまだ足らない


どこまで

行けば気が済むの

もう

いいんじゃないの

みんなそう変わらないんだよ

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