26/70
君に歌う
君がさみしい事は知っていたよ
社会のはみ出し者だから
薄暗い秘密を抱えてずっと
生きてきたんだろうね
理解されたくて自分語り
ますます人は遠ざかる
気が付けばまた一人になって
そして新たな神を求め
天を仰ぐ
この世にいるのは人間だけだよ
人間同士なぐさめあうだけ
傷舐め合うのは傷ついた者同士
同じ痛みを赦し合う
それでいいんじゃないの
それしかないんじゃないの
ほかにどうしようもないんじゃないの
しかたないんじゃないの
一つ言い忘れた事があるよ
それは
嫌われる事恐れて言いたい事言えないでいるうちに
自分を無くしてるんじゃないの、って事
ただそれだけ




