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男子校出身の俺にとって、青春はやはり大学にあった   作者: ホーリョ
男子校出身の俺にとって、青春はやはり大学にあった
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試験明け

陽子流オシャレを経験して3日たった。


結局、美容室行った後は眉を剃って、新品の靴も買った。


軽く2万は超えた。


そのあと、陽子は服を選んでくれたが、いかにもチャラチャラした黒光りする服だったのでさすがに断った。


これ、陽子の好みなのか?



今日は久しぶりに大学へ行く。


テストもひと段落して、部活が再び始まったのだ。


野球サークルのグラウンドへ行くと、花さんが準備していた。


他の先輩方はまだ来てない。


サークルだから出席率は低いのだが、今日は壊滅的だ。


花さんがチラチラとこちらを見てくる。


「花さんお疲れ様です」


先に挨拶をすると花さんが軽く手を挙げた。


「おお、やっぱり後輩か」


そう言って花さんは俺の顔をまじまじと見る。


「美容室行ったの?一瞬誰かわからなかった」


やっぱり、女子にはわかるのか。

それとも眉毛のせいか?


「そうです。美容室デビューしました」


花さんは俺の頭をポンポンと叩く。


「かっこいいじゃん」


陽子!ありがとう~

ビッチとか思ってすみませんでした


照れ隠しに話題を変える。


「ありがとうございます。他の方は?」


花さんはストレッチしながら答える。


「理系は今日までテストだからね。私の研究室は早く終わったんだけど」


そして、足を開脚して、俺を見る


この人誘ってんのかな

いや、ストレッチか


「後輩、背中押して」


柔らかく開脚している花さんの背中を押す。


花さんが息を吐きながら、上体を倒していく。


「好きな子でもできた?」


不意に花さんが聞いた。


イメチェンのことか


「そうですね、花さんを口説こうかと思って」


「あら、うれしいな」


いつものようにからかい、いつものように反応する。


だが、今回は続きがあった。


「でも、残念!彼氏できたんだ」


まじか


花さんの背中を押している手に力が入る。


「マジですか!?いつ?」


花さんは幸せそうに答えた。


「先週の日曜日」


「あの言ってたバイトの先輩ですか?」


さし飲みした時だっけ?に聞いた人か。


「そうそう!」


「おめでとうございます」


祝福しておく。


今度は長く続くといいですねって言っても大丈夫なのかな?

男子校だからわかんないや


「ふふふ、残念そうだな」


少し口数が減った俺を見て花さんが笑う。


「花さん、狙ってたんで」


まあ、7割冗談だが。


「まあ、後輩とならお酒飲みに行ってもいいから気軽に誘ってくれよ~」


花さんがいいというならいいのだろう


「そうさせていただきますね」


少し寂しいが、祝福したかった。

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