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男子校出身の俺にとって、青春はやはり大学にあった   作者: ホーリョ
男子校出身の俺にとって、青春はやはり大学にあった
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クラコン(1)

クラコンとはクラスの仲を深めるために大学で行われる食事会のことである。


1年の最初に開かれるが、その後はバイトやサークルで忙しくなり、あまり開かれないらしい。

1年の最初のクラコンが最初で最後になる可能性があるのだ。


ゴールデンウイークが明けて、そろそろ春学期の期末が始まろうかという時期の日曜日

俺のクラスのクラコンがあった。


場所は中華のバイキングである。


東京の大学は全国から集まるため、地方の大学とは異なり、特定の高校上がりが多いなどない。

みんな初めましてから始まるのだ。


クラスの友達は京子と入学式の日に話した勇気しかいない。

せっかくだから、知り合いを増やすつもりだ。



俺が店に着いたのは始まる時間ギリギリ前であった。

既に席についていた京子と勇気を見つけ手を振る。


俺が席に着いて全員揃ったらしく、委員長が音頭をとる。

名前も覚えていない委員長の掛け声でクラコンが始まった。


しばらくは隣近所の奴らと自己紹介や出身地の雑談をする。

ちなみにうちのクラスは男子30人女子20人の50人クラスだ。

今回、男子20人女子15人が参加している。


「ねえ山田くん、、だよね?」


隣に座っている女子から話しかけられる。

向こうは俺の名前を知っているが、俺はその子の名前を知らない。


「えっと?何さんだっけ?」


「高田陽子」


高田陽子?知らん


「高田さん、どうしたの?」


「山田くんって、桜井日向先輩と付き合っているの?」


日向先輩の名前が出てくるとは驚きだ。


ということは……

思い出した


「法律研究会だったね」


「えええ、忘れてたの~?」


陽子は大げさにショックを受けた表情をする。


「ひな、、桜井先輩とはそんなんじゃないよ」


日向先輩って言ったらまたややこしくなりそうだ。


「でもどうして」


「いっつも活動の時仲良く話してるじゃん」


確かに活動の時は日向先輩にグイグイいっているが


「まあ、話が合う先輩だからね」


すると、陽子は微笑む


「ふーん、じゃあ今、山田くんはフリーなんだ」


いやあ新ヒロインが参戦か。

モテる男はつらいぜ。


大学1年ってかわいいのにフリーの子多いんだな。


「そうなりますね」


どや顔で答える。


「ふふっウケるね!」


ん?陽子さん?


笑ったね!?

その心笑ってるね!?


まさか嘲笑されただと……!?


「高田さんは?そういうお相手は」


陽子は腹立つ顔して答える。


「私は高校から先輩と付き合ってマス」


なんだよ


こんなかわいい子がフリーなんておかしいと思ったんよ

期待させやがって


「先輩も東京なの?」


「ううん遠距離だよ~」


ふーん


これは男が浮気しない理由がないな

さっさと寝取られてほしいものだ


俺は心の中で毒づきながら、チャーハンを頬張った。

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