4失敗
怒り狂うバロー、
バローを守るドラもジョーカーのもとに
たどり着いた
「ヴォォォ」
バローがクローバーキングへ突っ込む
援護にダックス、ドラも突っ込む
バッシン!鞭の音が鳴り響く
ダックス、ドラが吹っ飛ぶ
「ぐっぅ、やはり聖武器は強さが違う」
ダックスがドラの肩を抱き抱えながら
クローバーキングを睨む
それでも止まらぬバローに
クイーンが影で呪文を唱える
「足止めの魔法」
3人を守っていた
つるがバローを押さえ込む
バローの背中に隠れ乗っていたショコラが飛ぶ
「ラビットステップ」
空中を蹴り
クローバーキングにダックスからもらった剣を
突き立てる
「ハッハッハッハッ」
笑いながらショコラの耳を鞭で掴み
ショコラを蹴り上げる
一瞬影が見え
クローバーキングの首が地面に落ちる
ジョーカーは、ものすごいスピードで
肉を食った物を殺していた。
ジョーカーがバローをさする
バローの憎しみが右手に吸われていく
バローの姿がまた可愛くなる
「帰ろうか、我が家へ」
ダックスが獣化になる
「背中に乗って下さい」
ジョーカーが暗い顔で言う
「ありがとう、何だか疲れた」
城内の飛び散った血は一滴残らず右腕が吸っていた
荒れた城内で死を待つ
クイーン、ジャック、エース
その横を
ダックスに乗るジョーカーと三体が通り過ぎる
「聖なる種をまさか食べるとは
人間は馬鹿だな」
と死神が暇の神に話しかける
「ダメな人間を引いてしまったな」
と暇の神が落ち込む
クローバーキングの首から
何かが生え始めた
顔がハエ取り草になる
「マダシンデナカッタミタイダ」
「ムシタベタイ」
クローバーキング
聖なる種で人ではなくなった
クローバー王国残り4枚…
闇の城に戻り
ジョーカーが王の椅子の前に膝をつき
額を地面につけ
四獣士に土下座したまま謝る
「何もわからず、勢いで、4人の力になれなかった」
「ごめんなさい…」




