ダークスペードキング
城に兵を集め
兵達に休む様伝える
クローバーナンバーズ、ジャック、エース、クイーンに
武器を手放す様命ずるスペードキング
「今我々は闇の国にまた向かう
甘いものを無性に食べたいのだ」
スペードキングの背中の文字がそうさせていた
闇の国では
今夜もスィーツパーティだった
ジョーカーはウィスキーを片手に
ガトーショコラを食べていた
そして皆に伝える
「今からスペード国の者も来るが
今夜はもてなし
素晴らしい作戦を立てた
スペード国を称えようではないか!」
森を抜ける
スペードメンバー13人
闇の城の前で驚く
飴で作られた可愛い城壁
城の屋根はチョコレートを
たらしたかの様な模様
城の門は板チョコ
城内に入る
スペードメンバー
可愛らしい住民と
四獣士が迎えてくれた
ジョーカー「ようこそスペードキングとその仲間達 よ!」
スタスタと歩きジョーカーに駆け寄る
スペードキング
「貴様が本当にジョーカーなのか?」
「皆が幸せそうに楽しそうに…」
「もっと酷い国を想像していた…」
ジョーカーがニヤつく
「闇の国は俺様そのものだ!
俺は皆を愛してる、そして皆も俺を愛してる
理想の国とは
国が国民を愛し、国民が国を愛すること
ただそれだけだ」
スペードキングは戦略、規律は考えても
愛までは考えていなかった
ジョーカーがガトーショコラをを差し出す
「食よ!うまいぞ!疲れた体に染みるぞ!」
何の疑いもなく食べるスペードキング
食べながらジョーカーに聞く
「何が目的だ!」
ジョーカーがストレートに言う
「俺の傘下に入れ!
スペード国全員!」
スペードキングが黙る
ずっと謎のままのダイヤ国を思い出していた
ダイヤ国は闇を倒すために
各国の聖武器を集めていた
ダイヤ国に騙された屈辱
いらなくなったら見放すシステム
スペードキングが条件を出す
「条件がある」
「俺に武器を作ってくれ!」
ジョーカー
「いいだろう!あと今日から
スペード国は
ダークスペード国だ!
明後日まで国民に話して
闇の国が嫌な奴は
クローバーかダイヤに行くよう
伝えておくんだな!」
スペードキングが自分のトランプを差し出す
ジョーカーがチョコレートに親指をつけ
トランプに親指を押しつけた
「今日からダークスペードキングだ!」
ダークスペードキングか




