適当
森で待機していた
リザードマン達の方が騒がしくなる
スペードのナンバーズが
沼地に身を潜めときを待っていた
慌てて森へ戦力が向かう
闇の国
ジョーカーよりも
ショコラが真っ先に城を
ラビットステップで飛び出した
追いかけてジョーカーも城を出ようとするも
城門が閉まり取り残されるジョーカー
スペードキングの作戦は
ジョーカー1人にする事
ジョーカー目掛けて
スペードエースが足止め魔法を繰り出す
両足が動かないジョーカーに
スペードジャックが槍を突き立てる
ジョーカーは愛刀
閻魔十文字で対応するも
槍を受けるので精一杯
スペード国の
強さを思い知るジョーカー
胸に下げた鏡から
ジィーンが現れた
鏡の能力で闇の城内から
移動できるのは
ジョーカーだけでは無かった
ジィーンの能力は羽ペンで書いた文字、文を
具現化できる能力
現れたジィーンは
床に壁と四箇所書いた
2人を囲む壁が現れた
壁の中でジョーカーが怒鳴る
「なぜ来た!こんな野蛮な所へ!」
ジィーンが冷静に答える
「愛しているから!理由はそれだけよ!」
ニヤリと笑うジョーカーとジィーン
ジョーカーとジィーンが
声をシンクロさせた
「作戦は適当だ」
「作戦は適当ね」
ジョーカーの背中に魔法無効の文字を書く
壁を砕くスペードジャック
身軽なジョーカーが現れる
ジィーンは足元にスペードエースの背後に移動と書く
一瞬でスペードエースの後ろに着く
背中に今から寝ると書く
バタンと倒れるスペードエース
スペードエースが寝てしまった
ジィーンが寝てるスペードエースに話す
「直接死などに繋がる事や
世界を大きく変えられる様な事は
反映されないのよねーこの羽ペンちゃんは!」
ちょうどその頃
ジョーカーがジャックの
槍を弾き飛ばしていた
ジョーカーが帰ろうとする
スペードキングが怒鳴る
「なぜ誰も殺さないんだジョーカー!」
「クローバーもハートも皆殺しにしたお前が!」
ジョーカーが高らかと笑う
「カッカッカッカカ」
「気分だよ気分!その気になれば
いつでも殺せるさ」
クローバー国の規律
ハート国の愛で溢れる国を
闇の国は皆で作りあげているって事の
見せつけでもあった
スペードキングは
そんなジョーカーの姿を少し羨ましく見えていた
そして目に見えない敗北を感じ
スペード兵を撤収させるのであった
ジョーカー
「ジィーン!作戦通りスペードキングの背中に書いてきたか?」
ジィーン「もちろん❤︎」




