偵察
恐る恐る鏡を覗くジョーカー
下着姿で鏡に食いつく黒エース
白い肌をより黒い下着が白さを引き立てる
唾を飲むジョーカー
黒エースが話し出す
「ジョーカーがこの世界に来た
あなたの行動全てをみたわ」
「あなたの考え発言は間違ってないけど…
闇の国では何を食べてるの?」
「どうせ綺麗事をいってるんじゃないの?」
全てを見たと言っていた黒エースだが
鏡に写っている時の姿しか見ていない
黒エースの言葉にジョーカーがイラっとする
「朝はチョコレートケーキ
昼はシュークリーム
夜はみたらし団子!
闇の国では肉なんかくわねぇんだよ!」
思わずクスクス笑ってしまう黒エース
「闇の国はお菓子とメルヘンの国みたいね!」
ジョーカーも同じ事を思っていた、
「あー
まぁそうだな!
だからこそ闇の国は守らせてもらう」
「各国のキングは全員殺す!
という事でもう偵察は終了な
どっかの国のエースさん」
といい鏡を伏せるジョーカーだった
ジョーカーに偵察と思われた黒エースは
少し落ち込んでいた
ダイヤのキングとは全然違うジョーカー
真面目に生きてきた黒エースには
今まであった事の無いタイプの男だった
目つきは怖いが
どこかに優しさを感じ
動物たちに愛される姿…
1番ゾクゾクしたのが
人を殺すときの笑顔
黒エースからの脳裏から離れない
ジョーカーを無意識に考えながら
眠りにつく黒エースだった




