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甘いもの好き  作者: 尚文産商堂


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第三十話

「ありがとうございます。説明までしてくれて」

深屋が天文部部長へお礼を言う。

出ていこうとするが、しかし、深屋は一つの写真の前で立ち止まった。

「ハートだ……」

「ええ、珍しいでしょう。ハート形の銀河です」

改めて、部長さんがやってきて、説明をしてくれる。

「カラス座と呼ばれる星座のそばにある銀河です。2つの赤い部分が見えるでしょう。それがそれぞれ別の銀河だということを意味しています。触覚銀河と呼ばれていますが、英語だとRingtail Galaxyやアンテナ銀河と呼ばれていますね。今から4億年後までに1つの銀河として融合するようになるだろうといわれています。10億年後までには完全に合体すると予想されています」

後は様々な話があったが、深屋が聞いていたのきっとこれぐらいだろう。

それからしばらくその話を聞いて、俺たちは天文部を後にした。

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