構1M「俺と『彼女』な彼女」
もし亜鈴と付き合ったら? と、本編設定は無視して考えたやつです。私の自己満ですので、別に見なくても結構です。
「祐介くーん、おはよー」
どこからか俺を起こす声が聞こえてきた。俺はその声に答えるように目を開けて、その声の主を見た。
分かってはいたが、その相手は。
俺の彼女の、亜鈴だった。
「あ、おはよう……早いね」
枕元の時計はまだ六時半だった。なぜこんな時間に家に入れたかは別として、どうしてこの時間に起こしに来たのだろう?
「だって、今日お休みになったから。デート、いこ?」
……俺の股間が巨大化してる理由が、朝だからで説明できなくなってしまった。
◇
俺と亜鈴さんは付き合っている。
あの日、亜鈴さんのあの言葉。
--ずっと、そばに居て?
俺はあれに答えた。
『亜鈴さん。俺、亜鈴さんのことが好きです』
今でも思い出すと恥ずかしい。
『俺、亜鈴さんには見合わないかもしれないけど……亜鈴さんが良いっていうなら、付き合ってほしいです』
きゃー! リア充爆ぜろ! 俺死んでしまえ! グモれ!
とまぁ、こんな感じで交際が始まったのである。
「あれ? 顔赤いよ?」
「えっ!? あぁ、ちょっとあの時のことを思い浮かべていまして」
そう言うと、亜鈴さんの顔が赤くなった。
「あれれ、亜鈴さんもあれは恥ずかしいんですか」
「うーん、まぁ、それはね……あんな経験ないし!」
二十二歳で告白された経験がないだと!? って、まぁそりゃそうだろうな。
「そういう祐介くんはどうなの!? き、緊張とかした!?」
顔を真っ赤にして今度は俺に恥ずかしい思いをさせようとする亜鈴さん。しかしそれはどう見ても意地で、どこからどう見ても照れを隠したい女の子そのものだった。
「え? あー、まぁ、そりゃあ。あんまり覚えてないんですよね……。 でも、湯海に行った日はめちゃくちゃ緊張しましたよ」
そんな彼女の様子を見ていたからか、俺は落ち着いていた。だが体の芯がじわじわと熱くしびれるような感覚で、俺もどこか照れがあるのかもしれない。
「んなぁ……こ、告白したときのことを覚えてないなんて……!」
「い、いや!? あくまで自分のことだけであって、亜鈴さんの反応とか諸々は結構覚えてますよ!?」
いつの間にか俺も亜鈴さんと同じような行動をしていた。俺は気づきはしたが恥ずかしくて気づいていないフリをする。
しかし俺のチキンハートの上限は誰にも分かるほどだったのか、亜鈴さんは怒っている顔から一転、急に笑いだした。
「ぷっ、くすくす……引っかかった~」
「……え?」
一体なにに? と聞く前に、亜鈴さんが説明する。
「祐介くんが意地になってる。いつも冷静だった祐介くんがだよ?」
「あっ」
いや、そもそも俺とて常時冷静ではない。そもそも自覚がない内に熱くなっていることだって多々あるし、そもそも最初に亜鈴さんと食事に行ったときだってそこまで冷静でもなかっただろう。
……それとも、今は上限を超えるほどなのか。
「わたしだけに恥ずかしい思いをさせようとして。まー、お互い変わらないかもしれないけど、男の人がムキになってるって。なんか、面白いっ……!」
「そんなにですか!?」
俺にはまったくもって分からない。そもそもこの駅のベンチでの会話のどこに笑う要素があっただろう?
「やはり年の功って奴ですな~。お姉さんには一向に勝てないのです」
確かにそれは認める。なにをするにしても亜鈴さんがやったからとか、そ
んなことでしか行動を起こしていない気がした。
「ぐっ……男としては、女性の下というのは屈辱なんですが」
「え~? わたしのヒモは嫌?」
「ちょ、さすがに今の時代就職しないと色々社会的にマズいですよ! ってか普通に働きたいです俺のお金で色々したいです!」
無論それが許される社会なら考えたかもしれないが、現代日本において女性のヒモなど男性には羨ましがられて女性には嫌われてしかない。俺にとってのプラス要素が全くない。
専業主夫は俺のプライドが、そして社会が許さないのだ。
「……まぁ、学生の間は、いいですけど?」
ちら、と横目で亜鈴さんを見ながらいう。立場が逆ならきっと亜鈴さんツンデレ疑惑が浮上するところだが、男でツンデレは結構洒落にならないので自分の犯した間違いは二秒前に黒歴史として封印した。
だが俺の過去な――という名の二秒前を気にする素振りもせず、亜鈴さんは俺の頭を抱きしめる。
「よーし、じゃあお姉さんがいっぱい甘やかしてあげよ~う……ほしいもの、したいことがあったらなんでも言うんだぞ~?」
……こ、この感覚は色々とマズい! 亜鈴さんの胸は一応日本人平均を上回っているはずだろうから、その柔らかさが脳で直接感じられる! しかも視界が塞がれてるからなにされるか分からない! あといい匂いする!
「む、むぐぐごご! ご、ふぁひんはん! ふぉいへ!」
ここで力を使って引き剥がそうとすると不機嫌になってしまいそうだったので、とりあえず言葉で抵抗する。
「えっ!? あ、ごめん! つい調子乗っちゃった」
てへ、と申し訳なさそうな笑顔を浮かべる亜鈴さん。あ、なんかこれは悪い方向へ向かっている。
えっと、こういうときはどうすればいいんだ!? あぁ、誰か教えてくれ!
……いや待てよ、そもそも一般女性の扱い方と亜鈴さんの扱い方が同じとは限らない。だからここは、俺が考えられるもっとも効果的な手段で――!
「……そういうのは、人目につかないところでやってください。日曜の朝ですけど、人はそれなりに居ますし」
朝と言ってももう九時、中央線は六両運転となる時刻だ。だから南山中央の北側六両分のホームには誰もおらず、それほど目立っているわけでもない。しかし向こうのホームの人には見えそうだ。
「じゃ、じゃあ。家とかだったらいくらでもしちゃっていいんだね!?」
「……、……、まぁ」
本当は家でも恥ずかしさはある。だが家でなければどこでやるんだ? という疑問がすぐに浮かんできて、俺はついオッケーしてしまう。
「じゃあ、帰る?」
「早いですね!? せめてどっか一箇所でもいいので行きましょうよ!」
元より今日は特に計画もなく街へ行こうとなったのだ。だからとりあえずなにをするか決めるまでホームでダラダラ過ごすという方針になった訳だが、流石に帰るは無いだろ。
「あー、祐介くん焦ってる? せっかくお姉さんとデートしに来たのに、もう終わるのかーって悲しいんでしょ!?」
「ち、違いますよ!」
いや、全部合っている。
「ふふっ……やっぱ祐介くんは、わたしには勝てないんだね?」
「……はぁ、もういいですよ」
否定する気力は、俺にはもう残っていなかった。というか事実だったりするんだよなぁ……。
◇
「ねー、似合うと思う?」
「うーん、どうですかね。俺の主観としては、特段かわいいわけでもない、かな」
もっともそういったことは人によりけりなので、と言うと女性のおしゃれを全否定することになるので、俺は黙っている。
「じゃあ、これは!?」
「あー、いいんじゃないですか? 大人っぽい感じがします」
「えへへー、じゃあこれも買おうっと」
気がつけば俺の右手に提げた買い物カゴには結構な量の衣類が入っている。総額は――まぁ、五桁だろう。
「あ、そうだ。わたしばっかだと不公平だよね? 祐介くんの服も買ってあげようか」
「俺は別にいりませんよ? まぁ、どうせお財布は亜鈴さん持ちなので、したいのならどうぞお好きに」
そのことを言うと一瞬笑顔が凍りつくが、すぐに復活して今度はメンズの棚へと歩いていく。
結局あのあと「ショッピングモールいこうか」となり、森元駅すぐ近くの百貨店に来ていた。
「これ、どうかな?」
「いや、俺に言われましても」
別に俺はおしゃれをすることで満足感を得る人間ではない。他人に褒められてようやく嬉しくなるタチだと思う。
「うーん、男の人って悩むなぁ。夏樹の奴はユニフォームしか着ないし、お父さんはずっと制服姿だし」
「別にいいんじゃないですか? こう、他人から見てどうとか、どうせ俺がいいと言っても他の人はダメって言うかもしれませんし」
「うーん、それじゃダメなんだよー」
まぁ、分かる気がする。出来るだけ万人受けするようなコーディネートを、と考えるのは女性の性なのだろう。そういうのは男にだってある。
「……俺としては、亜鈴さんが、亜鈴さんだけが良いと思う服でいいんですけどね?」
「じゃあこれだ! 絶対これだ!」
……チェックのシャツか。そりゃあなにか別の服と合わせればいいかもしれないけど、それだけで着ると鉄オタ三種の神器、メガネ、チェックのシャツ、一眼レフの内二つを俺は満たしてしまうことになる。
「さーて、お会計はお姉さんにまかしんしゃい!」
急にテンションの上がった亜鈴さんが、カードで二回払い。すげぇ、なんかすげぇ!
「さて、どんどんいこー!」
「うへぇ、マジっすか!?」
俺の意思は全く無視で、亜鈴さんはどんどん先に進んでいく。荷物持ちの俺はとりあえずえっこらえっこらついていくだけだ。
「うーん、疲れたね~」
「あはは……とりあえず後ろをついていくことの大変さが分かりましたよ」
その数十分あと、とりあえずそこら辺で休憩を取る。
「あ、もうお昼だね」
「そうですね、いつのまにか」
腕時計はとっくに十二時を過ぎており、そろそろ十二時半になろうかという時刻だ。
「ねー、なに食べる?」
やはりこの質問が来てしまった。俺は食にこだわりとかは持たないので正直なんでもいいのだが、こういった相手になんでもというのが一番良くない答えだと聞く。
「うーん、亜鈴さんは? 特にないなら、少し考えます」
「わたしはなんでもいいよー」
こうなると余計、俺が決めなくてはならない。
「……うーん、軽いほうがいいですかね」
「それも任せるよ」
「そうなると難しいなぁ」
いや、無難にフードコートでもいい。だがそれは俺のプライドが許さない。
とりあえず五分の時間を費やした結果。
「ピザ食いてぇな」
ぽつりと呟いた俺の言葉で、決定した。
◇
「さーて、どこ行こうか?」
「どうしますかね」
食後、また目的もなくなってしまった俺たちはとりあえず駅に来た。
「わたしはもっともっと一緒にいたいんだけど、目的もないとね~」
「しれっと爆弾投下しないでくれません?」
「さーて、なんのこと?」
……これはカッチーンきてもいいよな?
「……と、とりあえず。なにか遊びに行きますか?」
「そーだね。でもなにしにいこっか? わたし、あんまりゲームとかしないんだよね~」
「へー、まぁそんな感じはしましたけど」
箱入り娘の亜鈴さんのことだし、以前趣味はないと言っていた。
「俺はゲーセンとか嫌いなんですよね。うるさくて」
「今時の若者がそれってどうなの?」
「さぁ? 今はなにをするにしてもパソコンですし」
「あー、なるほど」
もっとも俺はアウトドア派なので、暇さえあれば家の外へ飛び出していくのだが。
「……うーん、じゃあ運動とか。あんまり大きい動きをする奴は出来ませんけどね」
「じゃあ、なにしに行く?」
「それがまた問題なんですよね」
「じゃあなんもすることないね」
「ですね」
はい、なにかが終了。
「……あ、じゃあさ」
「え、無理してどっか行かなくてもいいんですよ?」
俺の目にはなんとなくそう見えたのだが、どうやら違ったらしい。
「わたしの家、くる?」
く、くおおぉぉ……! これがよくに言うお誘いって奴なんですな!
「え、いいんですか」
「うん。どうせお母さんいないし、弟はどっか行ったし」
あー、よかった。榎本にカメラを教えていなければ、せっかく亜鈴さんと二人きりになれたチャンスがなくなってしまうところだった。
「じゃあじゃあぜひぜひ」
「おー、男の子だねぇ、家に招待されただけでテンション上がってる」
それはそうだろう。一度も上がったことがないのだし、それに亜鈴さんだって家族以外の人間を自分の部屋に上げたことはないはずだ。自分が初めて、というと色々やましく感じるが、それもまた事実なのだ。
「じゃ、いこっか」
◇
「おー、いかにもって感じですね?」
亜鈴さんの家、というか部屋は結構片付いていた。一戸建ての二階なので、どちらかというと部屋の方が正しいはずだ。
「適当にそこらへん座ってていいから。今お茶いれてくるね」
まさか俺がこのセリフを言われるとは。人生に悔いなし!
部屋そのものは一般的な女性の部屋で、テーブルにテレビにタンスと化粧品、あとは本棚とベッドがあるくらいだった。
……と、いうかだな。
この部屋、めっちゃいい匂いするんですけど!?
こう、いつも亜鈴さんがぷんぷんしてる匂いを、更に上品にした感じの。うーん、なんだろう。筆者の語彙力無いなおい……じゃなくて、なにに例えればいいのだろう?
初めて入る女性の部屋に興奮していると、亜鈴さんが戻ってきた。
「あはは、なんかキョロキョロしてる。やっぱ女の子の部屋って緊張するの?」
さすが亜鈴さんと言うべきか、異性を部屋にあげることへの抵抗感が全くないらしい。
「そりゃあしますとも」
するに決まっている。というかならない男がどこに居るんだ。
「はい、大したものもありませんが。ごゆっくり」
「あぁ、ありがとうございます」
差し出された麦茶を一口飲む。
「あ、そのグラス、わたしのお気に入りなんだよ?」
……は? え、もしかしてあれ? 洗っているとはいえ、結構な頻度で口を付けてる奴を……?
「ぶっ、ごほ、けっほ、けほ……」
そう考えると思わずむせてしまった。
「ちょ、ちょっと……そういうことは先にですね……」
「えー? でも、結構嬉しそうな顔してるよ~?」
「ま、そりゃあそうですけど! でも、心構えといいますか」
もちろん嬉しいぞ? でも、いつでもこんなことが出来るのが嬉しいかと聞かれればイエスとは答えられない。
「ふふ、頑張って照れ隠しするといいよ~」
やはりバレていた。
「……」
俺がさっき口を付けたところを、じーっと眺めてみる。
もちろん亜鈴さんの痕跡など一切残っておらず、俺が口を付けたところが少し濡れている程度だ。これが普通なのだが。
「冗談、ってオチは……ないですよね?」
もしかしたら、という可能性もあるので、とりあえず聞くだけ聞いてみた。すると。
「あ、バレちゃった」
「やっぱりかぁぁぁ! 人の純情を弄びやがってぇぇぇ!」
「だって~、反応が一々初々しいんだもん。面白いから、ついいじわるをしてみたくなりました。てへ」
ぐっ、かわいい。だが負けるな俺、負けたら男の恥だぞ!
「……まぁ、別に悪い気はしませんが?」
一秒前の俺、悪い。
「へー、じゃあもっとしていいの?」
「誰もそう言ってませんよ」
幻聴でも聞こえているのか、妄想豊かなのか。
「じゃあ遠慮なく」
「い、いや、だからだれも……って、えっ!? あ、うわ」
やけに距離を縮めてくると思っていたら、亜鈴さんが急に飛びついてきた。
そしてそのまま、間接じゃないほうのキス。
それはほんの一瞬だったが、俺を動揺させるには十分で。
「えへへ……もっと、しよ?」
「こ、こういうことは……俺からするべきだと思います」
せめて性に関することは男の俺がリードしたい。そう主張したところで、やはりこの人の意見が変わることはなかった。
「だって、襲う素振りすらないじゃん? だからこうして……って、きゃあっ!?」
なるほど襲えば、と即座に行動に移行した。
俺は亜鈴さんの腰を掴んで、そのまま抱き上げる。結構にハードだが、どうせベッドまでの数歩なのだ。
どさっ、と少し乱暴に亜鈴さんを投げて、俺はその上にまたがる。
「ちょ、ちょっとぉ……」
「どうしたんですか?」
その亜鈴さんは明らかに動揺していて、俺から露骨に目線をそらす。
「さ、さすがにまだ早いよ……。 せめて、もうちょっとしてから……」
「……いや、そんなやましいことするつもりはありませんよ?」
俺はそのまま上体を倒して、亜鈴さんの体に這うようにして横になる。
「ただ、眠くなっただけです」
「え? あ、あー……って、ホントに寝るつもりなの!?」
「そう言ったじゃないですか。早いって言ったのは亜鈴さんですし」
俺は目を閉じて、鼻、耳、手の三つに感覚を集中させる。
するとそこには、目に見えなくても亜鈴さんが居て。だから不思議と、落ち着く。
「……じゃあ、寝るだけ、だからね?」
「……はい」
そして亜鈴さんが、俺の背に手を回してくる。亜鈴さんの腕の中に俺が入る形だ。いつもなら男女が逆だとか考えるけど、今はそれを考える気にもならず。
ただ、俺のたった一人の恋人を、感じるだけだった。
~おまけ~
「ふぁぁぁ……っと」
寝起き第一声があくびである。
あれから何時間寝たかはわからないが、部屋の壁はかなり赤く照らされていた。
――何時だ?
そう思って腕時計を見ようとしたら。
「……は?」
な、なんで俺。
パンイチなわけ?
「あ、起きた……? おはよ、祐介くん」
とりあえずこんなことが出来るのは目の前の彼女しかいないので、俺は現状の解説を求めた。
「……え? やっぱ、覚えて……ない?」
「な、なんのことですか」
俺は普通に寝ていたはずなのだが。
「……ま、まさか……睡……姦……?」
となると、俺は無意識の内に『男性の自信』を巨大化させて、それを『正しい使い方』で使ったことになる。
それならば、こうしてパンイチなのも理解できて。そして亜鈴さんが、パーカーの下に素肌が見えるのも分かって。
「お、俺、マジで?」
亜鈴さんに聞いてみるが、ニコニコと笑っているだけである。
「……やっぱ冗談かぁぁぁ!」
「違うよ?」
「え」
もう、マジでそれしか言葉が出てこないのだ。
「ほら、あそこ。わたしの下着が、適当に置かれてるでしょ?」
確かに床には、女性用の下着が適当においてあって。
「じゃあ、やっぱ……」
俺の「過ち」に対してどう責任を取るか考えていると、亜鈴さんが後ろから抱きついてきた。そして
「やっぱ冗談でーす! わたしの純潔は守られたままでーす!」
「……寝起きドッキリのタチが悪すぎるって、これはマジで」
その後俺は、帰り際までほぼ口を効かなかった。だからその時に亜鈴さんにキスをしたとき、今まで見たことないほど動揺していたのだが。
この回までR15要素なかったんですよね。別に入れる必要なかったけど。そこらへんは皆様におまかせしますので……。




