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狼は嘘をつく  作者: 山神ゆうき
大神京
8/15

7・高1

高校に入り数日が過ぎたときに知ったのだが、恵聖(けいと)も恵聖の親友の初陽(はつひ)勇平亜高校(ゆうへいあこうこう)に合格をしたみたいだ。


いきなりで悪いけど高校とは全く関係ないが、俺は小学生の頃から中学を卒業するまで、とある曜日の夜に放送しているアニメが好きであった。

アニメは4月に新しいアニメが始まり、3月の終わりに最終回になる。そして、次の4月に新しいアニメが始まるの繰り返しだ。


その時間帯のアニメは男子向けのアニメで人気があり、とても面白かった。


そして中3の3月にまたアニメが最終回になった。次はどんなアニメだろうとワクワクしながら観ていたら次回の放送のCMが始まった!


「私達!『魔法少女アイドル@スリー』でーす!よろしくね!」


俺はとても驚いた。今までにない、明らかに女子が観るアニメだったからだ。


「なんだよこれ!全然面白そうに見えないぜ!」


俺はテレビに怒り、リモコンでテレビを消した。


次の日である。

恵聖と初陽が廊下で話しているのを見かけた。俺はそっと話を聞いてみる。


「ねぇねぇ、知ってる?次から魔法少女アイドル@スリーが始まるんだって!私、楽しみだなぁ。」


恵聖はワクワクしながら目を輝かせて言う。


「ああー!あのアニメね!私はパスだわ!それはさておき、恵。勉強はついていけてる?」


初陽は笑いながらアニメの話をスルーした。


そして俺は決心した。よし!来週もあの時間帯にアニメを観ようと。


ーーーー(幕間)ーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーー


うかつだった。俺は入学して数日後に熱を出してしまった。一週間後に学校に復帰したのだが、授業が進みすぎており、俺は置いてきぼりをくらってしまった。高校に入ったら恵聖に告白しようと思っていたが、悪いがそんな余裕がなくなってしまった。


(きょう)、大丈夫か?俺が勉強を教えてやるよ!」


苦笑いをしながら啅人(たくと)は俺に勉強を教えてくれた。本来なら俺が啅人を助けないといけないのに、俺が助けられるなんて・・・・・。俺はとても恥ずかしくなった。


俺の1年生の1年間は勉強で終わってしまった。

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