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5話

いまさらですが初めまして。

このような稚拙な文章を読んでいただきありがとうございます。


一話一話が短いですができるだけ頻繁にあげたいと思っています。

よろしければ今後もお付き合い下さい。

「それで、私は君が今後どうするのかがとても気になるのだよ」

 食事が始まりしばらくすると、シンシアさんはこう切り出した。

「そうだね、君の調べたことによって君の故郷とこの国との間でいろんなことが起こるだろう。それについての懸念も、ないと言えば嘘になるが、そんなことよりこの国にない『常識』を持つ君が何をするのかとても興味があるのだよ」



 幸か不幸か、俺の故郷と何かが起こることはないだろう。だがこの世界にとって『異質』な存在である俺は、良くも悪くも注目を集めることになるだろう。

「そのこと、ですが、俺の、ことは、内密に、して、いただけないで、しょうか?」

「大々的に君のことを言って回る気はないよ?ただ陛下には、このことを伝えないわけには行けない」

 これも国民の義務ってやつでね、と肩をすくめる。目立ちすぎることがないなら、そこまで気にするつもりもないしそれでいい。



「わかりました。それで、今後の、こと、でしたね?この地の、ことを、知りたいと、思って、います。よければ、良い方法を、教えて、もらえません、か?」

 下手に探すより聞いたほうが早いだろうし、何より俺の今後をある程度コントロールできる質問をすることで『信頼している』ことを示せるだろう。



「そうだね……情報を得るといえば、やはり商人かな?もちろんそれなりの情報を買おうと思ったら、相応の対価が必要だが危険は少ない。

 逆に危険だが元手がいらないのは傭兵だな。やはりそれなりの実力が必要だがね。」

「荒事は、さすがに、厳しい、です。元手も、ありません。信用も、ないので、どちらも、難しい、かと」

 喧嘩もやったことないのに、傭兵なんて無理です。商人だって元手がなくちゃ、始まらない。借金なんてヤダよ?



「商人って言ったって最初から独立するわけではなく、弟子から始めるものだよ?あと、傭兵も全部戦闘ってわけでもないんだ。最初は薬草とって来たり、街中の力仕事だったりね。」

 なるほど、どちらもアリかな?ただ商人の弟子ってことは、最初は小間使いみたいなものだろうし、シンシアさんに紹介してもらえばいいとこに行けるかも。

 傭兵は、やっぱり異世界に来た以上憧れる。街中での仕事も多いみたいだし、身の丈に合った仕事を選んでいれば、それほど危険ではないのだろう。



「とはいえ、君の立場じゃ師弟関係は難しいだろうし、剣も魔法も使えないんじゃ、町の外に行くわけにもいかないだろう。」

 ここまで歩いてきていたなら話は別だったがね、と提案自体を無意味なものにする。設定の都合上難しいか……とはいえ『そこまで問題ない』とか言えば突っ込まないでいてくれるだろう。



「そこで提案なんだが……魔法学校に行ってみないかね?」



 なるほどこれが本命か。



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