表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
グリフィン乗りのレイラ  作者: とと


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

40/44

北部での異変

読んでいただきありがとうございます。

私達は出発した日の午後には、一泊する北部の街に着くことができた。


ルークやラキ、シリウス達は、街の中では目立つので、国境の砦にカイルさんが

連れて行ってくれた。


「あー。お腹がすいたね~。レイラ何を食べようか?」


「ラミ姉さま、私久しぶりにビーフシチューが食べたいな。

本当はラミ姉さまの手作りがい行けど」


「かわいいこと言ってくれるね~。城に戻ったら作ってやるよ」


「わーい。ありがとう」


「北部の食堂ならシチューは年中メニューにあるんじゃないかな」

ルイス騎士団長が教えてくれる。


「じゃあとりあえず腹ごしらえだね」


私達は近くの食堂に入った。


「いらっしゃーい。8名様ですね。

こちらのテーブルふたつ使ってください」


私達はおのおの席に着き、メニューを見た。


「わあシチューある。私シチューにする」


「「俺も」」

アロとマグナスの声がかぶる。


「やー兄ちゃん達、シチューは食えないぜ」

他のお客さんに声を掛けられる。


「メニューにはあるのにどうしてですか?」

ルイス騎士団長が問いかける。


「3日ほど前かな~家畜の牛が、はらわた全部きれいに抜き取られて

夜のうちに皆殺しだ。

肉は残っていたが、何にやられたかもわからない状況じゃ売り物ならねえよ」


「牛が?」


ガランカラン

大きな音を立てて扉が開き、かっぷくの良い女性がお店に入ってくる。


「あーもういやになるね~」


「エマじゃねえか。おいどうした」


「この秋の収穫に向かおうって時期に

ベリーがみんな枯れちまったんだよ。これじゃジャムもお菓子も作れないよ」


「はあー。いくら北部だといえこんな時期に枯れるなんてあるはずねえだろ」


「エマ。眼がおかしくなったんじゃねえか?」


がははと笑う街の人たちの話を聞き、ラミ姉さまがつぶやいた。

「ティチューバ……。」



私達は早々に食事を済ませ今日の宿に入りアロの部屋に集まった。


「さっき聞いた異変。ティチューバの可能性が高いよ」


「封印が解けたのか?」


「ラキたちが戻ってくるのは明日の朝だ、それまで身動きが取れない」


「通信具は?」


「カイルには持たせていなかった」


「ティチューバが復活しているとすると、レイラの魔力に

気がついているかもしれないんじゃないのか?」


「いつ封印が解けたかにもよるが、周囲の生命を奪っているとすると

まだ完全に復活していないかもしれないがね

それに肉体はこの15年で朽ちたはずだ、魂のままなのか……。

だれかの肉体を乗っ取ったのか……。」


「どちらにしても今日はこのまま同じ部屋にみんな集まっていた方がいい

ガブリエル、王都の通信機はノアが持っているのか?」


「はい。ノア殿下がお持ちです」


「ノアに連絡してワイバーンの部隊をこちらに向かわせろ」


「アロイス殿、ゾール国の国境沿いに控えている部隊を

こちらに向かわせた方がいいか?」


「いや、ゾール国の部隊は国境を守っていていただきたい

ティチューバが封印できなかった場合は、マグナス殿下も直ぐに逃げてくれ

フィン殿、マグナス殿下にひとつも傷がつかないようにお願いする」


「御意」


「おい。フィン俺はレイラを守りに来たんだ、俺だけ逃げてどうする」


「魔力は障害物のない空に広がりやすい。万が一の時は俺が食い止めている間にレーアを頼む」


「ちょっと私のこと勝手に決めないで!

ちゃんと一緒に戦うし封印する、そのために皆で準備して来たんじゃない」


みんなが息をのみ、誰も話さなくなった。


「とにかく今日はこの部屋で、みんな一緒に過ごすよ

カイルがルーク達を連れて戻って来たら直ぐに出発だ」


そのまま みんな眠れない夜を過ごした。


((+_+))

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ