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グリフィン乗りのレイラ  作者: とと


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37/44

レイラの使命

読んでいただきありがとうございます。

引き続きマグナス殿下 視点



昼過ぎ俺は王妃の宮殿に呼ばれた。

出向いた先には国王夫妻、ルイ王子、ノア王子、アロイス、そしてレイラと

魔女の様な装いの女性が待っていた。


「国王陛下並びに妃殿下にご挨拶申し上げます

ゾール国第一王子、マグナスです。今日はお招きいただきありがとうございます

後ろに控えし者は、私の腹心でフィンと申します。

同席の許可をお願いします」


「マグナス王子殿下、今回はルシアのお披露目である式に参加していただき

更には、我が国の不始末を寛大な心で許していただき感謝する。

また本日もこちらの都合での呼び出しに応じていただきありがとう」

ジェム王国国王陛下が頭を下げる。


「さらにここから話すことは、式典でルシアを守るために立ちはだかってくれた

マグナス殿下を信じて打ち明ける。他言無用でお願いしたい」


俺は国王の眼を見て答えた。

「承知しました。本日聞いたことは他に漏らすことはないと誓います」


「マグナス王子殿下。ありがとう」

ルイ王子が立ち上がる。

「ここからは私が説明いたします」


それから俺とフィンは、レイラが産まれて直ぐに襲われ

グリフィンに連れ去られたこと。

その後シリン村でラミと言う魔女に育てられたこと。


レイラが襲われた理由は、生まれ持ったラブラドライトが持つ

浄化の力が引き金であったこと。

レイラを悪意から守るため、王妃の力で、魔力を一時的に封印したこと。


レイラを襲ったティチューバと言う魔女は、今は古木で力の回復をしているところを

仮の封印で抑えているが、今後完璧な封印を施すか、浄化するため、レイラの力を開放し

その準備をしている段階であること。

今までのこと、全てを聞いた。


「ルシア王女殿下に関する今までの経緯を理解した。

隣国の王子である私を信じて話していただき、ありがとうございます。

この話を私にしていただいたと言うことは

何かゾール国の力が必要となったのですか?」


「ここからは私が話しましょう」

ルイ王子に変わり、アロイスが立ち上がった。


「浄化、封印についてはレーアの力が一番強い。

今、魔道具にレーアの力を注ぎ古木を封印する方法を考え準備している。

ティチューバが封印されている場所は、ゾール国に隣接している。

シリン村が面するのは南からはるかに北に上がった辺境の地にある。


この封印を失敗させるつもりはないが、万が一その場所でティチューバが

覚醒し暴走したら、ゾール国にも影響があるかもしれない」


「その時は力を貸そう」

俺は即座に決断した。父上に報告はするが、この件に関しては

俺が指揮を執り対応する。

「アロイス殿は、ペガサスも何か利用価値があると考えているのか?」


「マグナス王子殿下は察しがいい。

我がジェム王国で使える神獣の機動力は、グリフィンやワイバーンが主流で

空には強いが、地上を早く掛けることが出来ない

これも万が一の場合だが、万全を期すために。ペガサスをお借りしたいと考えていた」


「その件も承知した。国側の備えも行うが、私とフィンは封印に

ペガサスを連れて参加させていただけないだろうか?」


レイラが背負った使命なら俺も助けになりたい。

危険が及ばない様にレイラをそばで支えたい。

俺は国王に目線を向け、請願した。


国王より先に今まで話を聞くだけだった、ラミと言う魔女が声を上げた。


「じゃあ決まりだ、あんたも仲間に入れてやるよ」


「ラミ様が同意されたなら決まりね」

王妃殿下も同意する。


「じゃあさっさと国に戻って話をつけてきな

時々状況を確認するためにレイラに会いに来ることも許してやるよ

そしてまずは、レイラに届け物をしてやった私に感謝するんだね」


えぇ。 あのシリン村に薬を届けに来る老婆がこの魔女か!

なんだこいつ、王族にこの口の利き方だが……。許されている。


「その節はありがとうございました」

俺は魔女に頭を下げた。


「追跡魔法を掛けなかったことは褒めてやる」


「ラミ様……。届け物とは何のことです」

アロイスの低い声が響く。魔女にアロイスが詰め寄っているが

俺は急ぎ準備をし、ゾール国に帰国することを決めた。


✿ ✿ ✿



「マグナス、力を貸してくれてありがとう。

ゾール国には迷惑をかけないように私頑張るから」


「レイラは、頑張りすぎなくていい」

見送りに来てくれたレイラの頭をポンポンするとアロイスに手を弾かれる。


「おいアロイス、俺は隣国の王子だぞ!」


「気を付けてお帰り下さい」

俺とレイラの間に割って入ろうとするアロイスをかわし

レイラの手を取りキスを落とした。


「マグナス……。」

レイラは真っ赤になり、アロイスも真っ赤になり怒り出す。


「ハハハ。  じゃあ。レイラ、アロイスまたな」

俺はシリウスにまたがり、空に舞いあがる。


楽しい仲間が増えた。

封印に向け気を引き締めつつ、これから仲間達と一緒に向かう戦いに

胸を躍らせた。


そして封印が無事に終われば、レイラその時は……。


(#^^#)

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