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グリフィン乗りのレイラ  作者: とと


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33/44

みんなの前で初めてのダンス

読んでいただきありがとうございます。

参加するみんなが入場し終わり。

お父様が、みんなへの祝福の挨拶と、病弱だった私を初めてお披露目できることを

みんなに綸言した。


「レーア。これからダンスまで少し挨拶が続くから、俺に寄りかかって

足は痛くない?」


「ありがとうアロ。大丈夫よ」


アロと目が合い、微笑み合うと周囲に小さなざわめきが起きた。


「あのアロイス様がほほ笑んでいらっしゃるわ」


「ルシア様のかわいらしいこと」「お二人ともお美しいわね~」


「やはりお二人は婚約されたのかしら」「まあ今日発表されるのでは?」


「もしかしてこのままダンスを?」「アロイス様がダンスを?」

ざわざわといろんな声が聞こえてくる。


「レーア。周囲の声は、レーアがかわいいってとこだけ聞いておけばいいからね」


アロが私の腰をグイっと抱き寄せた。

周囲に小さな悲鳴が上がる。


「さあ。そろそろダンスの時間だ」

デビュタントでのダンスは、その年に一番身分の高いものが一曲踊り

その後みんなでダンスを踊る。

今年はもちろん私の身分が一番高い。


「はい。アロ。頼りにしています」


挨拶が終わり、私とアロはホールの真ん中に進み出る。


アロと向かい合い、挨拶をすると楽団の演奏が始まった。


「俺の眼だけ見ていて」

アロがほほ笑み、ダンスをリードする。

この日のためにいっぱいいっぱい練習した。


やさしいアロのリードと笑顔に、私もついつい笑顔になる。

わあ~。ダンスって楽しい。


あっという間に曲が進んでいく。

このステップの後、ここで最後、ぴたっと止める!


「上手にできた」

「レーア、完ぺきだったよ」

みんなに向けて挨拶すると大きな歓声が上がった。


嬉しくてアロを見上げると、アロもにっこり微笑んでくれた。


周りに続いてダンスをするために、デビュタントのみんなが集まってきた。


「レーア、俺たちは、少し休もう」


「うん。安心したら喉が渇いた。何か飲んでもいいのかな?」


ダンスの輪の中から抜けたところで、後ろから声をかけられた。


「レイラ」


思わず振り返るとそこには、異国の正装に身を包んだマグナスが居た


「やっぱりレイラだ。眼がまん丸だよ。驚いた?」

マグナスが近づくと、アロが私の前に出た。


「これは失礼。私はゾール国 第一王子 マグナスと申します。

ルシア王女。 私と一曲踊っていただけませんか?」

マグナスの差し出した手には、私がプレゼントしたブレスレットが付いていた。

驚いて、どうしていいかわからずにアロを見上げる。


「ルシア王女殿下は、緊張の中ダンスを踊られ、疲れて休憩するところです

またの機会に」

アロが断りを入れてくれている途中で、マグナスはさっと私の手を取った。


「ではこの曲が終わるまでの少しの間だけ」

マグナスはアロの制止も聞かず、私の手を引きそのままダンスの輪に加わった。



✿ ✿ ✿



マグナス 視点



やったー。

あの黒頭からレイラを取り返した~。


俺はレイラの手を引きダンスの輪に入ると、直ぐにレイラとダンスを始めた。

手を取り、見下ろすレイラのかわいいこと。

腰を支える手に力が入る。


「無理に誘ってごめんね、レイラ」


「マグナス。王子様だったの?」


「レイラこそ、王女様だったの?ダンスもすごく上手だ」


「ああ あの時は、本当に踊ったことがなかったんだよ」


「じゃあ。すごく頑張ったんだね。それより僕からの贈り物届いた?」


「うん。きれいなハンカチとイヤリングありがとう」


レイラが俺を見上げながらほほ笑む。


ああ~。曲よ終わるな、フィン!何とか演奏を引き延ばせ!

この手はもう二度と離さない。



( *´艸`)

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