ラミばあさま
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ミラばあさま視点
夜明け前、数年前に手なずけたグリフィンが小さな赤子を連れて戻ってきた。
グリフィンは片目を失い、傷だらけでも赤子を離そうとしない。
「これルーク!その子を寄こしな」
「きゅる~」
名残惜しそうにグリフィンのルークが鳴く。
ルークから赤子を取り上げ腕に抱く。
赤子はラブラドライトのペンダントを首に下げ、留め金の部分に若草色のデマントイットガーネット。
輝くプラチナブロンドの髪。
「こりゃ。厄介な者を拾って来たね、浄化力が封印されている、このプラチナブロンドは国王のところの末娘か。。。。。」
まあ。あの鳩羽色で羽先が濃青のグリフィンを手なずけた時からこうなる事は薄々感じていたがね。
この子が自分の身を守れるようになるまでは、この守護を得意とする魔女 ルナ・ラミエルが引き受けるか。
赤子はいつの間にか眼を開け、紫色の瞳を輝かせ、ラミエルの顔へ手を伸ばす。
「きゃは きゃ」
声を上げてにこにこ笑っている。
力を封印しているという事は、この子を守るためだろう。
「もー仕方がないね」
ラミエルは、赤子の髪を平凡な茶色に変え、夜明け前にやってきたこの女の子をレイラと名付けた。
「子供を育てる事になるとは、思いもよらなかったね~」
ラミエルは赤子を抱いて、静かな森の住まいへと入っていった。
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