魔道具の調整
読んでいただきありがとうございます。
「成功だ」
「やったー。うれしい、ガブリエルさん!ペン壊れませんでした~
良かった。はい、どうぞ」
ガブリエルさんにペンを渡す。
「やーすごい。これなら当分魔力の補充はいらないですね
ルシア様 お上手でした」
「ありがとうございます」
後ろからアロに手を引かれる。
「アロ。上手にできたかな」
「ああ。上手くコントロールできていた」
アロが大きな手で、頭をごしごし撫でる。
「疲れてないか?あとひとつ魔力注入できるか?」
うん。訓練を始めたころは、数回で疲れたけど、今は大丈夫だよ」
「じゃあ最後にこの魔道具に流してみよう」
アロは、最初にガブリエルさんが持ってきた箱型の魔道具を取り出した。
「やってみる」
私は、受け取った箱型の魔道具を、両手で包み。
眼を閉じて深呼吸。
さっきと同じように、少しずつ魔力を流す。
少しずつ、そっとそっと。
なんだか手が暖かくなったのを感じ、眼を開けた。
箱はペンと同じように青白く光ってからしばらくして光が消えた。
「これも成功だ」
アロが私の手から魔道具を受け取る。
「すごいですね。こっちもしばらく魔力の注入はいらないな~」
ガブリエルさんが、アロから魔道具を受け取ろうとするがアロは渡さない。
アロが魔道具のふたを開け、手のひらに乗せた。
魔道具から突然光が放たれ、空中に長方形の枠が浮かび上がった。
その枠の中に突然、私が映し出される。
映像の中の私が、眼を閉じ深呼吸している。
(眼を閉じた自分なんて見たこと無いからなんだか恥ずかしい)
少しすると、私が青白く光っている。
私が眼をあけると「これも成功だ」「すごいですね。これもしばらく魔力の注入はいらないな~」と二人の声が聞こえ映し出された長方形はパット消えた。
アロは魔道具の蓋を閉じると、自分の上着のポケットに入れた。
「アロイス様!投影鏡、帰してくださいよ~」
「これは。。。。ラミ様に確認してもらうために持ち帰る、ペンも寄こせ」
「んー。自分も確認させてもらいたいのに~」
ガブリエルさんが渋々とペンを差し出す。
「しかし初めてにては上出来だった、少しお茶をして帰ろうか」
アロが小さな巾着からシートと籠、ティーセットなどどんどん取り出し
流れる様に紅茶とサンドイッチが準備された。
「アロ。すごい!これがアイテムボックス?何でも出てくるのにこんなに小さい。
それにそれにアロってお茶入れるの上手なんだね~。
いい香り」
「レーアが飲みたいならいつでも入れてあげるよ。
さあお茶にしようか」
アロにエスコートされて、草原に敷いたシートに座り
ピクニックお茶会が開始された。
これから進める訓練の事や、二人のデビュタントの話とかいろいろお話しして楽しい。
そしてなんと、ガブリエルさんが私にアイテムボックスを作ってくれることになった。
「どんな形がいいかな、アロイス様みたいに巾着がいいかい?それとも手にもつくらいのバックにする?」
「形も選べるんですか!そしたら肩から掛けられる小さなバックがいいです」
「わかった。次の訓練までには作っておくよ」
「わー。ガブリエルさんありがとうございます」
「色は紫と青を基調にしてかわいくしろ」
アロが小さな声で注文を追加した。
ポシェットかわいいのができるはずです(^^♪




