襲撃:グリフィンとの出会い
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ぎゃー。
悲鳴に驚き、騎士達が駆け付ける。
部屋にはすでに床に倒れている乳母の横に、禍々しい黒いオーラを放ち、背中には漆黒の大きな羽、月明かりの中で至極色の瞳が輝く魔女が立っていた。
「王妃様!」
ベッドにはルシアを抱いた、王妃。王妃は魔女を睨みつける。
「ティチューバ。。。。」
「ほお。 私の名前を知っているのかい?」
「数千年も生きているという最古の魔女」
騎士はその眼を見ただけで固まり動けない。
「その浄化の光が眩しくてね 消しに来たよ」
じりじりとティチューバは、ルシアと王妃に迫る。
「きゅるー」
大きく開かれた窓から、大きな鳥がもの凄い勢いで王妃と魔女の間に降り立った。
月明かりに照らされたのは鳥ではなく、大きなグリフィン。
グリフィンと魔女は激しく攻撃を繰り出す。
魔女が放った稲妻がグリフィンの左目をかすめる。
「ぎゅー」
「小賢しい、けものごときが」
魔女の放つ稲妻が部屋中に降り注ぐ。
「ぐあ~」
騎士たちのうめき声が響く
王妃はルシアを抱え込み伏せたまま動かない。
傷つきながらもグリフィンの爪がティチューバの体を引き裂き、ティチューバはよろめいた。
血だらけになりながら騎士団長のルイスがスモーキークオーツの矢を放ち、矢はティチューバの胸を貫いた。
ぎゃああああああああ
けたたましい悲鳴と共に、ティチューバは消えて行った。
王妃の間は半壊、複数の騎士が倒れる中、グリフィンは王妃に近づく。
グリフィンがきゅる~と小さく鳴くと、王妃は身を返した。
王妃の下からは、すやすやと眠るルシア。
おくるみごとグリフィンがルシアを連れて行こうとする。
「ま 待って 」
呻く様な消え入りそうな声で王妃はルシアの頭に手をかざす。
「私の力を。。。。。」
王妃の手は柔らかく輝き、ルシアの胸元にある、ラブラドライトのペンダントに触れた。
触れるとともに、ペンダントには小さなデマントイットガーネットが並んだ。
それを確認すると王妃は意識を失った。
いつも誤字脱字感謝です。
王妃の石を修正しました。




