23話
なんか思った以上いけちゃったなぁ。こんなに異世界でのレベルアップが驚異的だったということなのかな…
まずまずどういう原理でレベルアップしてるのだろう。アニメや漫画みたいなことだもな。
「尊くん…すごい強かったんだ」
七瀬は尊敬な眼差しでこっちを見てくる。
俺からしたら今は強いけど…って話だけどな。
「まぁ…相手がそんな強くなかったんで油断でもしてたんじゃないかな…」
自慢もしたくないので謙虚な言い方で反応する。
「だとしても、こんな人数を相手するって相当だと思う…正直かっこよかった…」
「そんな…ありがとうございます…」
完全に惚れてしまう所だった…自分じゃなかったら完全に惚れているかもしれない。
「ありがとうね、一人だったら確実に終わっていた」
「まあ、自分のことでもあるんで…」
自分的にはどっちみち戦う予感はしていたし毎日怯えながら過ごすよりかは、ぱっぱと終わらせた方が楽だからな。
流石にもう復讐みたいなことはしなくなるだろう。
「私が知り合いの中でもそんな強い人はいなかったから今でもびっくりしてる…」
「そうなんですか」
たった一人で大人の集団を倒す。それはどんな人が見たとしても驚くのは普通なことかもしれない。
しかし、七瀬さんの知り合いってどんな人なんだろう。モデルさんとか有名人とか多そうなイメージだな。オーラがすごいから知り合いもそういう人みたいな感じ。
「しかし、いつまでもここにはいられないわね。変に注目する前に帰りましょう」
「ですね、あまり注目されない方が良いですもんね」
大人が倒れている近くにいると何を思われるかわからないからな。倒したなんて誰も思われないだろうけど…
それにもう時間も結構過ぎている。制服姿で遅い時間まで歩くのは危険だ。
そう思うと歩き出す。
***
「はぁ疲れたぁぁ」
家に入った瞬間、気が抜けたのが言葉を発する。
ここ最近はいろいろと疲れることが多いためごく一般な反応なのかもしれない。
「まあ風呂入って早く寝るか」
そう言うと早く寝るのだった。




