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13話










「やばい‥‥‥やばい‥‥‥」





勝てるじゃないだろうかと思っていたのがいきなり無理かもしれないに変わってしまう。




無理じゃないかと思うだけ恐怖を感じ、なんで異世界に来てしまったんだろうかと疑問を感じるほどだ。しかしそんな疑問をもった所で今起きている現状を変えることはできない。






「どうすればいいんだ‥‥‥‥」





このままいったら負けるのは目に見えている。そのためこの限られた時間の中で手段を選ばなければならない。





拳で戦ってみるか?村などを探し助けを求めるか?それともオーガが通れないぐらいの洞窟などを見つけるか?





できるだけ多くの選択を考えるが良いと感じない。






「良い選択肢が全然思いつかなねぇ…」






村や洞窟を探すといった点では、ほとんど緑なためわからないし、拳で戦うという点では俺のステータス的に一撃でも喰らったらほぼ終わるだろう。






「まぁあまり良い案とは言えないが、村や洞窟を見つけたら助けを求め、オーガが近づく方が先だったら、拳で戦うみたいなスタイルでいくか‥‥」





納得していない顔で判断する。





さらに考えたらもっと良い案があったりしたかもしれない。しかし短時間で緊迫した状況の中ではそのような案にはたどり着かないだろう。





そう結論つけると一回意識をオーガに向ける。





「ってか今どれぐらい近いんだ?」





確認のため後ろを向く。





「ウオオオオオオ!!」





オーガがこちらと目があったからなのか威嚇してくる。




走らされてるからなのかあまり気分がよくないようだ。





「こわぁぁぁぁぁ」





オーガを直視する。





後ろにいたオーガが考えている間に少しずつ近づいておるな。





確認すると一つの疑問をもつ。


 




「あれ、あんなに大きかったっけ‥‥」





相手に見つかり逃げだした時はまだ遠くにいたためだろうか?オーガの大きさを実感する。






「距離は‥‥‥結構近づいてるな‥‥」





いつの間にかここまで近づいたらしい。




いつ攻撃範囲に入るかわからないぐらいだ。






「そろそろ拳でやらないといけないか‥‥」





そう嘆く。




勝てる可能性が少ないかもしれないがやらなければいけない。




しかし作戦考えてすぐに最終手段にいくとはおもわなかったな。




まぁそれだけやばい状況ってことだ。





そう思うと前へ向き構え相手をみる。





「こんなのいつぶりだろうか、ここまで緊張した日なんてそうそうねぇよ」





そう言うと、相手も気づいたのか走るのをやめこちらを見てきた。





風の音も聞こえており、まさに戦いって感じだろう。





そして風の音がやむとオーガが走り攻撃しきた。











































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